「開拓途上の教会の取り組み」五日市聖書教会

教会支援部

「開拓途上の教会の取り組み」

五日市聖書教会　牧師　中尾信一

２０００年に2つの開拓教会が協力して日本同盟基督教団に加入しましたが、後に統合し現在に至っています。当初は、宣教師開拓の例にならって、各種のイベントを行って福音宣教を試みてきました。現在は社会状況の変化や教会員の高齢化もあり、できることを絞って行っています。
そうした中で特に大切にしてきたのは、月に1度の「ジョイジョイキッズ」という福音の種まきとしての子ども伝道。聖書のメッセージとゲーム、クラフトなどを通して、子どもたちにアプローチし続けてきました。また普段は教会に馴染みのない方々に気軽に教会の門をくぐってほしいと願って、年に1度のチャペルコンサートを実施してきました。毎回、小さな教会の礼拝堂からは、はみ出してしまうほどの方々が来会してくださり、素晴らしい演奏と信仰の証しに耳を傾けてくれています。また現在は休止していますが、約10年にわたって月1回、１０００部の教会新聞を近隣に配布し、教会の存在を証し、福音を届け続けてきました。
近隣の教会との協力伝道も、欠かせない活動でした。岩国、廿日市、広島市内の2教会。どの教会も牧師を迎えるために助けを必要としていて、教会の皆さんの賛同と祈りの協力により、励まし合い、支え合う経験をしてきました。牧師を定期的に派遣して、礼拝や役員会のお手伝いをしてきました。内、2つの教会には無事に牧師をお迎えすることが出来ました。この働きも開拓教会といえども、大切な、担うべき主から与えられた使命だと覚えています。
まだまだ自立途上の教会ですが、これからも地道な福音の宣教に励んでいきたいと願いつつ、歩んでいます。