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日本同盟基督教団 教団事務所 

2022 年秋の研修会報告

教職教育部
2022 年秋の研修会報告
教職教育部部員 齋藤千恵子(新船橋キリスト教会牧師)

10月4日〜5日、「秋の研修会」が行われました。例年は松原湖バイブルキャンプ場で行われていますが、今年は新型コロナウイルス感染拡大防止の観点から、より広い「つま恋リゾート彩の郷」で行われました。2020年はオンライン開催。2021年は、宣教130周年記念大会と合流する形で大々的に開催される予定が、やはりコロナ禍の中で断念。オンライン開催となったのでした。久しぶりの対面での研修会に、参加者一同、共に集まることの喜びに満たされました。「見よ。なんという幸せ、なんという楽しさだろう。兄弟たちが一つになってともに生きることは」(詩篇133篇1節)とのみことば通り、互いに顔と顔とを合わせ、安否を問い合い、祈り、学び合う一泊二日は、御国の前味のようなひと時でした。
今年の全体のテーマは、「あらためて考えるー教会、教師、式文」でした。講義Ⅰでは、伝道部長の大瀧恵理也師(小平聖書キリスト教会)が、「教会のあり方と使命ー聖霊に導かれる祈りの家としてー」というテーマで、コロナ対応で先生ご自身が疲れを覚える中、もう一度祈りの必要を覚え、その中で自身と教会が息を吹き返し、成長させられていく体験を分かち合ってくださいました。
講義Ⅱでは、教師試験委員会委員長の水草修治師(苫小牧福音教会)が、「日本同盟基督教団の教師像」について解説くださり、補教師、正教師に求められる教師像を提案されました。その上で任職された教師は、そこをゴールとすることなく、生涯にわたって主のしもべとして成長を続けていくべきであることを強調されました。
講義Ⅲは、できたてホヤホヤの第二次草案の式文を片手に、式文委員会委員長の山口契師(金沢中央教会)が、丁寧に新式文を解説してくださいました。皆さん関心のあるところなのでしょう。多くの質問が寄せられ、活発な質疑応答がなされたことでした。
そして、第一夜にして最終夜の聖会の説教者は、朴永基師(新札幌聖書教会)でした。聖霊について語られ、私たち信仰者は、新生し、聖霊が与えられたことに安住することなく、常に聖霊に満たされ、自らの人格と霊性の成熟を目指し、大胆に福音を宣べ伝えていくことの大切さを教えてくださいました。
また、開会礼拝では吉持日輪生副理事長(茨木聖書教会)が、早天祈祷会では入江喜久雄師(佐賀バイブルチャーチ)、派遣礼拝では朝岡勝理事長が、みことばから参加者を励まし、それぞれの教会へと送り出してくださいました。
恒例の教師・教師配偶者50年感謝記念では、4名の教師と2名の教師配偶者に敬意を覚えつつ、神さまに感謝するときを持ちました。また追悼式では、長谷部丈衛師、丹羽喬師、青木比郎師を偲びました。天上の証人たちに加えられた先生方は、雲のように私たちを取り巻き、今もエールを送ってくださっていることを思い、私たちも宣教の使命を握って、来年の研修会まで、忍耐をもって走り続けたいと思わされた今年の「秋の研修会」でした。

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