今年の新任教師派遣前研修会は、第70回教団総会前日の3月20日(水)午後から夕方にかけて小竹町聖書教会を会場に行われ、総会において補教師の准允を受ける3名の教師候補者が参加されました。
開会礼拝で北條輝教職教育部長より、伝道者となるにあたっての奨励をいただきました。Ⅱテモテ2章3〜4節から、伝道者は必ず痛みや苦しみを通るが、弱い状態を良しとするのではなく、キリストの恵みによって強くされ成長を目指していくように、目標を見誤らずに主に信頼して歩むようにと勧められました。
研修においては、講師の嵐時雄先生(国立キリスト教会)より、新任教師としての身に着けておくべき基本的な資質を学びました。①社会人の一員として身に着けるべき常識や果たすべき義務、②キリスト者としてふさわしい信仰生活を忠実になすこと、③召しを受けた主の働き人として大切にすべきもの。以上のことを柱に先生ご自身の豊かな牧会経験を通して具体的に教えてくださいました。質疑応答も闊達になされ、充実した学びの時となりました。
河野優法人事務主事からは、「教会の事務管理および教団事務手続きについて」と題し、教会における事務的な学びをいただきました。教会の事務管理は単なるデスクワークではなく、神の国を広げていく福音宣教の一端を担っているという認識を与えられ、主から委ねられている管理者としての働きの大切さと、実際的な事務手続きの説明をいただきました。
補教師の准允を受け、いよいよ任地に遣わされていく方々には大きな励ましの時になったことと思います。期待と不安をもって歩み始めますので、ぜひ、祈りをもってお支えください。