今から42年前の1977年には「国外宣教日々の祈り」がすでに発行されており、諸教会は祈りを持って宣教を支えていく土台がすでに築かれて行きましたが、「国内宣教」への祈りが冊子としてまとめられスタートしたのは、今から23年前の1996年です。第一号の祈りのネットワークには「国内宣教・祈りの手帳」と言う帯タイトルがありました。
「国外」「国内」それぞれに作成された祈祷課題は、翌年の1997年より新たに「祈りのネットワーク」として一冊になりました。初期の祈りのネットワークには「会堂築年数」の記載もあり、築後年数が長い教会の会堂建築を覚えるためでした。また掲載写真も時代と共に移り変わってきました。初期は礼拝後の集合写真でしたが、その後役員との写真の時代となり、現在は教師や協力教師、家族写真となっています。
振り返ると1990年から2000年に於いて同盟基督教団は国外宣教、国内宣教に対する大きな祈りと期待を抱いていたように思い出されます。国外宣教では間島直之先生ご家族のインドネシア第二期派遣、台湾わくわくミッション。鈴木敏三先生ご家族のブラジル伝道、吉持厳信先生のネパール医療伝道に中村孝先生のパプアニューギニアでのウイクリフの働き、松永敦子先生、田口倫子先生からはタイからの宣教報告が世の光紙に掲載されています。また国内宣教に目を移すと新札幌聖書教会、仙台のぞみ教会、京都めぐみ教会、福岡めぐみ教会が開拓され、2001年には愛媛開拓の伝道者公募がありました。さらに祈りは「国外宣教」「国内宣教」への祈りと共に「諸教会を覚えて祈る」へと広がっていきました。
今年23年目の祈りネットワークが発行されました。是非手に取って教会、個人、グループで用いてください。国外宣教、国内宣教、諸教会、教団の働きのために互いに祈り合っていきましょう。