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日本同盟基督教団 教団事務所 

教職教育部 教師候補者研修会の報告

教職教育部 教師候補者研修会の報告
玉垣資(高槻聖書教会牧師)

 

5月13日㈪、和泉福音教会を会場に教師候補者研修会が行われました。6つの神学校の神学生と補教師受験に備える兄姉ら27名が参加しました。開会礼拝で北條輝師より「真理のみことばの仕え人として」福音をまっすぐに語ることのチャレンジをいただいた後、今年は「教会あるある」をテーマに「歴史はあるが、教勢は伸びない教会」を事例にディスカッションと発表の時を持ちました。「問題の所在はどこにあるのか」「どのような考えで教会形成をするのか」をポイントに、教会形成を具体的に考え、神の言葉の重要性を確認する時となりました。

参加者の感想を紹介します。
■まず、どの教会も問題があるという視点が新鮮であった。当たり前なことではあるが、その事実を素直に認められない牧会者の思いから、教会が抱えている問題を見逃すことや、そこから逃げようとするという、さらに深刻な問題を招いてしまうこともある。この地上におけるキリストのからだは完璧ではないという視点から教会のミニストリーを展開することの大切さを覚えさせられた。
■将来牧会者を目指す私たちが一度牧師の立場に立ち、教会の問題解決を図ろうと真剣に考えることで、教会の在り方、牧師と信徒の信頼関係、地域との関係づくりなど、将来私自身が牧師として働くとき直面するかもしれない問題を思い知らされました。
■総括としてグループごとに話し合ったことを発表しました。その中には、目標を短期・中期・長期に分けて漸進的に考えたもの、または意表をついたものがあって、1人では思いが及ばないような意見が話し合われたのだと感心しました。同じ問題を複数の人で話し合うことの大切さを、今のこの時点で改めて実感することができたのが本当に良かったと思います。
■今回のグループディスカッションを通して学べたことの一つは、『神学を学ぶことの意義、あるいは重要性』です。というのは、みなさんから出て来た見解には、それぞれの神学的な考え方が反映されているように感じられたからです。(中略)今回のような問題について考え、どうするべきかと思案するとき、『神学』が考え方の材料を提供してくれ、助けになるのだということを、教えられたように思いました。
■インスタントの時代に早く結果を求めがちな風潮があるが、教会の問題は時間をかけて牧会していくことが大切だと思わされた。(中略)人間的にではなく、神の願う教会を神学生のうちにイメージしていくことは大切で、知識ではなく価値観のレベルで、他者と聖書的世界観を共有できる人間へと成長させられたいと思った。
■特に印象に残ったのは、『対症療法ではなく体質改善を』という言葉である。たとえ表面的に問題を解決したとしても、その本質が変わらなければ、教会はまた同じ問題を繰り返すだけになってしまう。何よりも大切なのは、主イエスの声を第一として歩むという教会の本質を養い、整えることである。そのためには、牧師自身が『聖書による牧会』の指針を明確に打ち出し、教会全体にそれを示していく必要がある。(中略)その原理原則をしっかりと心に刻みつつ、牧会の現場に出ていきたいと思う。

教師候補者である神学生たちのためにお祈りと、教師候補者支援献金でのご支援をよろしくお願いいたします。