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日本同盟基督教団 教団事務所 

教団の理事会について 常任書記 畑中洋人

教団の理事会について
常任書記 畑中洋人(石神井福音教会牧師)

「見よ。なんという幸せ なんという楽しさだろう。兄弟たちが一つになって ともに生きることは」(詩篇133篇1節)

2016年3月の教団総会で常任書記に選んでいただいてから2期4年間、理事会の一員として奉仕させていただきました。この3月で常任書記を降りることとなりますが、この4年間の経験から、理事の働きを少しご紹介させていただきます。

1.理事会の構成

理事会は、教憲第8条に「教団総会のもとにある執行機関であり、理事長がこれを統轄する」と定められています。理事会は12人構成で、うち3人は信徒理事です。理事会の中で、理事長、副理事長、常任書記は、理事三役と呼ばれています。教憲教規に三役という定めはありませんが、この三者は教団総会において個別に選挙し、信任(過半数)を得て選出される特別職です。そのため緊急性が求められるような時、理事会は三役に対応を委ねることがあります。理事長は理事会を統轄する重要な責任を担い、理事会で判断を迷うような時は、理事長の決断で決することもあります。副理事長は理事長を補佐し、理事長に事故ある時はその職務を代わりに担う責任があります。常任書記は、理事会の窓口として総主事の協力を得ながら調整的な役割を担っています。そして各理事は、それぞれに担当宣教区があり、加えて局長・委員長の役職を担っています。必要に応じて宣教区や教会を訪問し、また担当する部委員会に陪席します。3人の信徒理事は、信徒の目線から意見を出してくださる貴重な存在です。このように個々の役割は異なりますが、実際は12人の理事が一体となってあらゆる事に取り組んでいます。

2.理事会の持ち方

理事会は、通常8月を除いて原則毎月第1月曜日に開催しています。かつては翌日まで行われることもあったようですが、現在は教憲教規および規程類が整備されたことで審議をより整然と行うことができるようになり、その日の内に終えています。それでも終了は大概夜の10〜11時になります。最近では経費削減のため遠方の理事がインターネットで参加することもあります。
理事会は、常任書記が議事進行を務め、合議を目指して意見を出し合い、また主のみこころを探り求めながら結論を導き出します。総主事も同席し、書記の務めを担っています。会議の中身は、部局委員会からの報告(含む提案)、諸教会からの承認願い(会堂建築、教会規則の変更、融資など)、教師に関すること、関連団体に関することなどです。案件は毎回50件前後に上ります。9月頃からは、人事(含教師試験)関係の審議も加わります。人事は教会と教師にとって大変重要な案件ですので、理事会も心を尽くして検討し、このことに多くの時間を費やしています。それでも、昨今は教師を派遣できず兼牧でお願いしなければならないこともあり、申し訳ない気持ちと同時に、教師不足への対応が急務であることを実感させられます。

3.最後に

最近ある調べ物をしていた時に、1990年4月1日の世の光号の記事が目に留まりました。それは韓国教会研修ツアーの中で、ソウル大学教授であり永東教会長老のソン・ドンホ氏が語られた講演記録でした。ソン長老は、当時の韓国教会に生じている問題の1つとして次のことを挙げておられました。「教会組織が会社組織のようになって、霊的関心や家族的交わりが薄くなっている」。教団は教憲教規が整備され機構だけを見ると、理事会を含め会社的になったと思う方がおられるかもしれません。しかし私たちは皆、主のもとに仕えるしもべであり、神のみわざに仕える神の民です。自分自身理事の1人としてどうであったかと考えさせられますが、これからも1つになってともに生きることの幸せ、楽しさを実感できる霊的な教団でありたいと思います。来年開催される宣教130周年記念大会で、このことが再確認されることを期待しています。