2024年10月28日
大須は、400年の歴史を持つ 40 以上の神社仏閣が並ぶ寺町であり、400軒のお店が立ち並ぶ商店街です。その大須観音の参道のアーケード内に、 66 年前から大須教会があります。この度、会堂の老朽化と、近年の礼拝人数増加への対応が迫られたこと以上に、この稀(まれ)な環境で宣教を続けることを私たちの役割と信じて、会堂改修をしました。
設計は元牧師、富澤誠治師の長男の実さんで、会堂に住んだこともあり、環境をよく知っていたことも幸いでした。
会堂外正面は、十字架と三角屋根を白くくり抜いた壁に、約450枚の岐阜県産ヒノキの板を上向きに段々に並べた斬新なもの。内部もヒノキをふんだんに使い、間接照明が礼拝者を柔らかく包みます。音響映像設備も充実し、2階・3階でもモニターで礼拝できます。最も特徴的なのは、外正面壁に 12 の鐘からなる楽器「カリヨン」が設置され、毎日 11 時〜 18 時の毎正時に違った曲を奏でます。バッハ「主よ人の望みの喜びよ」や賛美歌「いつくしみ深き」、さらに名古屋の歌「燃えよドラゴンズ」も奏でます。春には「さくらさくら」、クリスマスには「きよしこの夜」と、季節によっても曲が替わります。
教会前を 1 日に数千人が通りますので、会堂そのものが宣教することを願っています。