教会紹介 行徳キリスト教会(千葉宣教区 千葉県市川市)
新たな10年を見据えて
牧師 山本 真仕
行徳キリスト教会はスイス・アライアンス・ミッションの開拓教会として1989年の4月に開始されました。場所は千葉県の市川市の海岸側にある町で、江戸時代には塩田として栄え、「行徳千軒寺百軒」と呼ばれる程お寺が多い町でもあります。昨年、教会は創立30周年の恵みの時を過ごし、歴代教会に仕えてくださった先生方をお迎えしてこの30年の恵みを振り返ることができました。私たちの教会の夢は、この行徳・浦安の全域に主を礼拝する場所を設けること、そして人口約32万人の人々に福音を届けることです。
このミッションを達成するために何ができるかと教会員の方々と協力をしながら、今まで様々なことに取り組んできました。10年続いている教会の小さなカフェの働きもその一つです。最近までコロナの影響で働きを自粛していましたが、近隣に住んでいる方たちが「いつになったら再開するの?」と声をかけてくださり、このような状況下でも地域の方たちに必要とされていることの喜びを味わっています。地域の人々に福音を伝えていくためには、まず私たち自身が神さまの恵みによって福音の喜びに満たされていきたいと願っています。
今年は新たな10年を見据えて立ち止まり、主が備えてくださっている将来と希望を与えるビジョン(エレミヤ29章11節)を共に見る、備えの年として1年を歩んでいます。このコロナ禍の状況下で、改めて教会の存在意義について考えさせられています。「本当に大切なものは何なのか?」、「主は私たちに何を願っておられるのか?」そんなことを教会員と共に奮闘しながら、主の御計画に参与していきたいと思わせられています。