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日本同盟基督教団 教団事務所 

第73 回教団総会の報告

第73 回教団総会の報告
議長 李相勲(高麗聖書教会牧師)

第73回教団総会が3月16日㈬に東京両国、国際ファッションセンター( KFC Hall Annex)で行われました。登録議員102名、出席議員95名、陪席者36名でした。従来の形で総会を行う計画でしたが、再びまん延した新型コロナウイルスのため、1日のみの総会となりました。
開会礼拝は、朝岡勝理事長より、「そこでも福音を伝えよう」という題名で福音宣教の使命に生きることについて明確に語っていただきました。どんな時でも弟子たちの先を進まれ、福音を伝えられた主イエス・キリストと共に、どんな時代であっても私たちもこの歩みを止めず、進む恵みに招いてくださいました。長引くコロナ禍の中で、地上の教会としてできることが制限されていますが、さらに前に進む勇気とチャレンジをいただき、本会議に臨むことができました。
本会議に与えられた時間はとても短く、理事選挙を含む12の議案を半日の間に全て審議しなければならないという負担と心配の中で始まりましたが、予定よりも1時間15分も早く全ての審議が終了しました。事前に総会事務局の先生方がどれほどよく準備してくださったか、また、議員の皆さまおよび背後の諸教会が教団総会のために祈り、望みをもってこられたかを実感し、主に感謝をささげることができました。総会の審議は始終穏やかな雰囲気で進みましたがその中でも意見や質問がしっかり語られたのではと感じています。
2021年度の事業報告・決算報告、そして2022年度の教団の歩みのための審議などが順調に行われました。その中でも、女性教師の正教師按手における夫婦間の秩序の問題を具体的にどのように改善し、活かしていくかについて深く考えさせられました。また現在、各教会における教師の福利厚生の面においての格差や課題を今後どのように解決していくべきか私の祈りの課題、宿題を与えられました。
今後2年間、教団のために仕えてくださる9名の教職理事、3名の信徒理事も恵みの中で選出されました。多くの犠牲を払いながら、教団のため多くの教会のために尊いお働きを担ってくださる理事と、送り出してくださる教会のために一層祈りをもって支えていかなければと思わされたことです。
最後には、第2種教会設立1件、正教師按手4名、補教師准允10名が承認され、喜びを共にしました。社会だけでなく教職者の高齢化も進む中、新しい世代の働き人が与えられていることは大きな恵みです。
教団総会を実施するために、初めから最後まで陰で動いてくださった事務局の先生方、隣で心強く支えてくださった加藤秀典師(副議長・京都めぐみ教会)、また主と教会に仕えるために教団総会に祈りをもって臨んでくださった全ての議員の方々、関係者の方々に心から感謝いたします。
2022年は、続くコロナまん延と戦争、災害など、世界も教会も悩みやチャレンジの多い年になると思いますが、だからこそ、教会のかしらなるイエス・キリストを信頼し、諸教会と共に歩み続けたいと心から願います。

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