小竹町聖書教会が建つ練馬区小竹町は、練馬区の東端に位置する人口1万人弱の閑静な住宅街ですが、徒歩10分圏内には約2万5千人が暮らしています。最寄り駅は徒歩2分のところにある西武池袋線江古田駅ですが、他に2つの地下鉄路線を利用でき、都心へのアクセスも非常にスムーズです。地域には3つの大学があり、若者も多く活気のある街、そんな土地に私たちの教会があります。
教会の歴史は1958年秋、TEAM宣教師ジョン・シュワーブ師による大学生伝道から始まり、今年で64年を迎えました。これまでに多くの牧師や宣教師の先生方が働きに携わり、多くの献身者を輩出し、多くの信徒が救われた歴史と実りのある教会です。
しかし現在は厳しい状況に置かれています。教会員の高齢化や転居、またコロナ感染の心配とオンライン礼拝により、礼拝に集う人数がかなり減りました。以前は毎週行っていた愛餐を現在は休止しており、そのことも痛手となっています。コロナ前は定期行事だった幼稚園児や小学生向けのイベントも、今は慎重にならざるを得ず、この2年半はもどかしい期間となっています。
だからこそ顔を合わせると、交わりの喜びを覚えます。苦しいからこそ励ましと支えのありがたみが分かります。集まることに不安が伴い、また集まっても人数が多くないからこそ、一人ひとりの存在がうれしく感じられます。祈り続ける中で出口が見えない思いにもなりますが、主の時を待つことを学び、主に期待することを教えられる期間と受け止め、あきらめることなく、やめることなく信じて祈り続け、真実な主を見上げて歩み続けていきたいと願っています。