2024年10月28日
高山祝福教会は、岐阜県飛騨地方の人口約8万人の町、周囲を山に囲まれた水と空気のきれいな小京都の一角にあります。教会の歴史は1894年(明治27年)スカンジナビアン・アライアンス・ミッション創立者であるフレデリック・フランソンの高山視察をもって同盟高山伝道開始とされ、以来、約130年の時を経て今に至っています。古くから地方が抱える現実として、若い世代を都会へ送り出す傾向はありますが、近年では日本の労働人口の減少に伴い、高山市も諸外国からの技能実習生や労働者を多数受け入れています。その人たちの中から教会の主日礼拝に出席される方が、現在は10名程おられ、さらに今春以降も後続が来る予定と聞いて楽しみにしています。足りない面もありますが、言語の違いを超えた一体性のある礼拝を求めて、パワーポイントの画面には日本語、ベトナム語、英語の3か国語が映し出され、礼拝説教を翻訳したペーパーを配布し、小さいながらも多国籍の礼拝をささげています。また、月に1度(主に第二主日の夕方)のインターナショナル・フェローシップも多文化交流の場として、現在は20名ほどの集いとなって喜ばれています。外国籍の方々がこの地で福音に触れることと、やがて、それぞれの母国に帰る時にも、日本の教会で得た主の愛と恵みを持ち帰っていくことによって、ますます福音が地の果てまで広がることを祈りながら、祝福の基となって歩みたいと願っています。