イースターメッセージ　斎藤成美

イースターメッセージ

めっちゃうれしい!!　―主は復活された―

斎藤成美（支援教師）

「もしキリストがよみがえらなかったとしたら、あなたがたの信仰は空しく、あなたがたは今もなお自分の罪の中にいます。〜しかし、今やキリストは、眠った者の初穂として死者の中からよみがえられました。」（Ⅰコリント15章17、20節）

私たちの救い主の復活は最高に嬉しい事です。争っている場合ではありません。コロナで気落ちしている場合ではありません。神は大変なことをなされたのです。喜び、喜び合い、宣教に燃えようではありませんか。

主の復活はしるし
「もしキリストがよみがえらなかったとしたら罪の中にいます」と聖書は言いますが、キリストは事実復活されたのですから、私たちの罪は完全に赦され世の光　第871号　2023年 4月３たということになります。復活は、罪の赦しの「保証のしるし」です
「よみがえる」という動詞は、新約聖書が書かれたギリシャ語では、完了形の受動態で書かれ「よみがえさせられた」となります。すなわち、御子がご自分の力でよみがえったという事とと共に、神の許可があっての復活であることを表しています。

罪は消し去られた
キリストの十字架のわざにより、旧約聖書のイザヤ43章25節の預言「わたし、このわたしは、わたし自身のためにあなたの背きの罪をぬぐい去り、もうあなたの罪を思い出さない。」が成就しました。
「ぬぐい去り」は、同44章22節「雲のように、かすみのように消し去って思い出さない」とあり、「消えて」しまったというのです。私達の罪深い認識は消えませんが、神さま側は、「あなたには、罪のひとかけらも見つかりません」と言われるのです。神ご自身が罪を消してしまわれたのです。信じられないことです。ものすごい大きな恵みです。過去の罪、現在の罪、将来に犯してしまうであろう罪を全て丸ごと、救い主は既に引き受けてくださって、贖ってくださったのです。キリストの復活は、このしるしです。

新しい人の世界
私たちは、ここに、罪が取り除かれた新しい世界が、現実に存在することを知ります。キリストの使徒パウロは、興奮して語っています。「ですから、だれでもキリストのうちにあるなら、その人は新しく造られた者です。古いものは過ぎ去って、見よ、すべてが新しくなりました。」（Ⅱコリント5章17節）
キリストにある者は、今までの古い人を生きるのではなく、この新しい人に生きるようにと方向転換したのです。「新しくなった」は完了形です。十字架により新しくなり、それが今にまで続いていることを表します。

古い人との闘い
古い人が現に存在する中で、新しい人が生きようとするところに「闘い」が起こります。教会に行くと天使のようになり、家庭生活に戻ると、罪の行いを多く経験するのです。教会では新しい人に従い、家では古い人に従うようなことになるのです。
私たちはいつも意識しましょう。「私の罪は赦され、かすみのように消え去り、新しい人が勝利を取るように、聖霊が絶えず働いておられるのだ」と。
祈り合い、聖徒の交わりにできる限り多く加わり、毎日、新しい人として生きようと、聖霊に期待し祈って出発するのです。失敗してもかまいません。何回でもやり直せばいいのです。私たちは罪には勝てないのですから。聖霊の助けにより勝利を取りましょう。そして、新しい人そのものとなる私たちの復活の日を熱心に待ち望みましょう。