日本とアジアと世界に仕える Japan Alliance Christ Church
日本同盟基督教団 教団事務所 

「これからの宣教を共に考え、祈るために」

「これからの宣教を共に考え、祈るために」
伝道局局長 三浦陽子(安中聖書教会牧師)

今年の秋の研修会は10月に静岡県掛川市で行われることになりました。また、プログラムは「宣教研究部」が担当することになりました。なぜ宣教研究部が担当するのか、それはテーマが「これからの宣教」だからです。

今日、各教会・教団を取り巻く状況は明るくありません。これまでも苦労なく宣教をしたわけではありませんが、今はとても厳しい状況であると多くの人が思っていることでしょう。今のみならず、これからを思う時にますます混迷が予想されます。日本同盟基督教団の教師も不足傾向にあり、経済の不安も見えます。また、数年抱えてきました感染症の影響による課題もあります。主イエスがこの地上で「時が満ち、神の国が近づいた。悔い改めて福音を信じなさい」(マルコ1章15節)とガリラヤで宣教を開始されてから、主に召された弟子たちは主イエスのそば近くでみことばを聴き、共に生きてきました。ご聖霊が与えられて誕生した教会も、よみがえりの主をあがめ、礼拝をささげ生かされてきました。この主にある群れである教会の姿が、感染症予防対策のあれこれによってゆがめられ、今なおその大切な歩みにも厳しさをかかえ、途方に暮れている教会も少なくありません。さらには多様さが認められる社会の中で、年代による意識の差や地域による宣教の課題の違いも多く見受けられます。そして今日、具体的な問題となってしまいかねない「牧会者の倫理について」も情報が必要であり、自らを省みる機会も必要です。
宣教の課題は山積ですが、日本同盟基督教団は「宣教協力」を大事にして歩んできました。ですから、今のこの危急の時も、共に集まり、「これからの宣教」を共に考えたいと思います。「THINK AGAIN とぅげざー 〜これからの宣教〜」(今回の研修会のテーマ)。

私たちはどのようにして、主イエスの福音宣教の使命を継続していけるのでしょう。この秋の研修会は、主の御許に集まり、共にみこころを求め、共に重荷を負い合い、互いのために祈り合うために開かれます。ぜひ、楽しみにご出席ください。出席者の誰もが一言でも発言できる研修会になるようなプログラムを準備しています。共に、当事者としての意識を深めつつ、主のみこころをたずね求め励まし合い、主イエスの使命に生かされたいと思います。
「ある人たちの習慣に倣って自分たちの集まりをやめたりせず、むしろ励まし合いましょう。その日が近づいていることが分かっているのですから、ますます励もうではありませんか。」(ヘブル10章25節)

Print Friendly, PDF & Email