「私は山に向かって目を上げる。私の助けはどこから来るのか。私の助けは主から来る。天地を造られたお方から」。 詩篇121篇1、2節
これまで山形恵みキリスト教会を教団レベル開拓として14年間に渡って、尊いお祈りとご支援を持ってお支えくださったこと、心から感謝申し上げます。山形恵みキリスト教会は2010年に武藤正信師によって開拓の働きがスタートしました。
その後、新津福音キリスト教会の先生方による兼牧、吉持尽主の赴任、新会堂移転と様々な変化の中で歩んできました。教団レベル開拓としての歩みを終えていく今、教会の様々な変化の中にあっても、変わらずに神さまが共にいてくださり、この教会の歩みを導いてくださっていたことを覚えさせられています。また、皆様が変わらずに祈り支え続けてくださったことも大きな助けとなりました。
私は赴任当初から、この詩篇121 篇1、2節を繰り返し覚えさせられてきました。山形はどこにいても近くに山が見えます。山を見上げるとき、特に悩んで祈り、祈り終えて目を開けて山が見えた時、私の助けは天地を造られたお方から来るのだと、神さまはいつも私を励まし続けてくださいました。振り返ると、神さまの助けはいつでも具体的でした。信徒からの助け、励ましの連絡、思いがけない嬉しい来訪者。開拓の働きに遣わされていく中で、一つ、一人の助けや励ましがどれだけ大きいかということを何度も経験してきました。そして、神さまによって一つ、一人のきっかけから救いが起こされていくみわざも目の当たりにさせられてきました。私は開拓の働きを通して、一つ、一人を豊かに用いる神さまの創造のみわざを味わう機会が与えられました。
私たちの教会はまだまだ小さな群れです。また遣わされている私自身も力のない者です。しかし、この開拓の歩みを通して与えられている思いは、創造主である神さまは一つの私たちの教会を、一人の私という存在を、山形の地に住む誰かの励ましのために、また誰かの救いのために豊かに用いてくださるということです。
これからも私たちのために祈り続けて頂ければ幸いです。
国内宣教の働きが続けて神さまによって祝福されますように心からお祈りしております。