日本とアジアと世界に仕える Japan Alliance Christ Church
日本同盟基督教団 教団事務所 

「宣教協力」は続くよどこまでも! 理事長 吉持日輪生

「宣教協力」は続くよどこまでも!

理事長 吉持日輪生(茨木聖書教会牧師)

十二使徒の名は次のとおりである。まず、ペテロと呼ばれるシモンとその兄弟アンデレ、ゼベダイの子ヤコブとその兄弟ヨハネ、ピリポとバルトロマイ、トマスと取税人マタイ、アルパヨの子ヤコブとタダイ、熱心党のシモンと、イエスを裏切ったイスカリオテのユダである。」(マタイ10章2〜4節)

第75回教団総会で理事長に任じられた関西宣教区茨木聖書教会牧師の吉持日輪生です。よろしくお願いいたします。
今月号の国外宣教のページで、「聖霊の働きは続くよどこまでも!」という文章を書いています。その文章執筆後、理事長に導かれたため5月号の「理事の声」も書くことになり、同じようなタイトルですが「宣教協力は続くよどこまでも!」と、国外宣教の文章と題をかぶせてみました(関西の牧師なのでおゆるしください)。
冒頭で引用した聖書箇所は、皆さんもよくご存じのように「イエスさまの12弟子」が紹介されている箇所です。ここには様々な人たちがいました。漁師、取税人、熱心党員。兄弟もいれば、「岩(ペテロ)」というあだ名をつけられる頑固者もいれば、「雷の子」とあだ名をつけられる「激しい性格」の人もいました。しかし、彼らは協力して宣教に遣わされて行きました。「宣教協力」の原点がここにあります。
さて2024年1月号で前理事長の朝岡勝先生も「主にある宣教協力」という文章を書いておられますが、私が今、感じていることも「宣教協力」です。日本同盟基督教団は教憲前文で「本教団の存立の目的は『聖書信仰、宣教協力、合議制』における一致のもと、聖霊の力によりキリストの宣教命令に応えて、神の栄光を現すことにある」と語っています。また1993年に出された「『明日の教団を考える会』声明」の中では、「(6)日本同盟基督教団は、必要に応じて聖書信仰を告白する他教団及び超教派宣教団との宣教協力の意義と必要を認める」とも語られています。その後2004年には「『宣教協力』理念」という文章も出されています。しかし、「『宣教協力』理念」は、その後理事会での改訂を重ねていますが、教団内での「宣教協力」の枠の中にとどまっています。
これから私たちが、いやもうすでに私たちが足を踏み入れている状況は、人口減少だけでなく、牧師の減少、若者の減少、教会の減少という状況です。そのような状況の中、「宣教協力」の必要を誰もが感じていますが、なかなか進まない状況があります。だからこそ「宣教協力」を大事にしてきた日本同盟基督教団が、日本の宣教協力を力強く推し進めていく存在となる役割があると感じています。「宣教協力」を通して、引き続き日本とアジアに仕える教団として前進していきましょう。

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