日本とアジアと世界に仕える Japan Alliance Christ Church
日本同盟基督教団 教団事務所 

LOOK UP! ~フロンティアの恵み~ 青少年局局長・バイブルキャンプ局局長

LOOK UP! ~フロンティアの恵み~

青少年局局長・バイブルキャンプ局局長 山本陽一郎(多治見中央キリスト教会牧師)

「あなたがたは、『まだ四か月あって、それから刈り入れだ』と言ってはいませんか。しかし、あなたがたに言います。目を上げて畑を見なさい。色づいて、刈り入れるばかりになっています。」(ヨハネ4章35節)

「フロンティアに参加できて本当によかった」「最高だった!」
会場の至るところに、参加者たちの喜びの表情、豊かな交わりの光景があふれていました。
去る2024年8月12〜15日、フロンティア2024青年宣教大会が主の豊かな祝福のうちに開催されました。諸教会の皆さまのお祈りとささげもの、多くの方々のご奉仕に、実行委員長として心より感謝を申し上げます。
コロナ禍を経て5年ぶりに開催された、対面での宣教大会でした。この数年間、感染症拡大の影響で、それまで当たり前のように開かれてきた集会やキャンプが中止、あるいは制限の中での開催になりました。痛みや悲しみを経験してきました。だからこそ、神さまが招いてくださったこの大会でこうして共に集まり、喜び、楽しみ、祈り、賛美し、感動の時間を共有できたこと、主のみことばを聴き、目を上げられたことを本当にうれしく思います。
今回のテーマは「LOOKUP!」。宣教は、どこか遠くの地だけで行われているのではありません。私たちがいるそれぞれの場所も宣教の最前線です。
今回は3人の主講師をお招きしました。1日目は松尾献先生(木山キリスト教会教育主事)、2日目は安藤理恵子先生(玉川聖学院学院長)、そして3日目は齋藤五十三先生(東京基督教大学教員・新船橋キリスト教会協力牧師)が、ヨハネ4章のサマリアの女性とイエスさまの出会いの箇所から語ってくださいました。みことばに応答し、多くのたましいが決心を表した集会での光景。そこには中高生もいれば、初めて大会に参加した青年、あの時のキャンプで出会った社会人、さらに韓国からの青年もいました。それは深い感動の光景でした。
「青年たちが主体的に作り上げていく大会にしたい」。2022年春、当時の教団理事長・朝岡勝先生、青年部部長・小川真先生と3人で、最初に構想を語り合ったことが思い出されます。今大会のトピックの1つは、初めて実行委員会が信徒と教職で構成されたことでしょう。まず準備委員会で骨組みを決めた後、大会実行委員会へとバトンが渡されました。若いメンバーたちと共に考え、語り合い、宣教のために奉仕できることは大きな喜びでした。仕事や学業との両立やプレッシャーなど、困難も経験したことと思います。それでも彼らの力とアイデアは、準備や広報、当日の様々なプログラムなど随所で発揮されました。それを支え励ましながら一緒に走り続けた教職メンバーたちの力もまた欠かすことのできないものでした。各部門の奉仕者、ボランティア、そして祈りのサポーター、その他多くの方々の献身と祈り・・・。感謝の思いがあふれます。
私たち日本同盟基督教団は、若い人たちを大切にしてきた教団です。バイブルキャンプ、諸集会、そして宣教大会。それらは数え切れないほどの青年たちの交わりの機会、成長と献身の場となってきました。私自身もそこで育てていただいた1人です。今回のフロンティアも、その恵みの新たな1ページとして加えられたことを感謝しています。
フロンティアはこれで終わりではありません。ここから遣わされた一人ひとりによって、祝福が諸教会に持ち帰られ、その証しを待っている人たちのもとへ届けられていくことを心から願っています。目を上げて歩んでいく日本同盟基督教団のこれからが楽しみです。

Print Friendly, PDF & Email