日本とアジアと世界に仕える Japan Alliance Christ Church
日本同盟基督教団 教団事務所 

国内宣教デー始まる!2025年1月26日(1月、第四主日)

「大宣教命令の使命を心に刻み、始まる2つのこと」

伝道局局長 三浦陽子(安中聖書教会牧師)

「イエスは近づいて来て、彼らにこう言われた。『わたしには天においても地においても、すべての権威が与えられています。ですから、あなたがたは行って、あらゆる国の人々を弟子としなさい。父、子、聖霊の名において彼らにバプテスマを授け、わたしがあなたがたに命じておいた、すべてのことを守るように教えなさい。見よ。わたしは世の終わりまで、いつもあなたがたとともにいます。』」マタイ28章18〜20節

・始まること① 2025年1月から「国内宣教デー」
2025年から「国内宣教デー」が始まります。「なぜ、この日がこれまでなかったのですか?」と聞かれることですが、来年の1月からいよいよ始まります。主の宣教の使命を心に刻み、年の始めに同盟基督教団のすべての教会が、国内宣教の開拓の現場に心を合わせ、ひとつとなって祈りの声を上げ、お献げすることは「宣教する教団」にとってふさわしいことであると理事会で確認され、1月の第4主日にこの日が定められました。同盟基督教団は日本に主の福音を満たすことを祈りつつ「1億2千万宣教。全県に同盟の教会を」(後に「点から線へ。線から面へ」が加えられました)とのスローガンを掲げ、1977年から教団レベル開拓を開始し47年余りの道を歩んできました。それは、よみがえりの主のご命令に応えて日本各地に宣教の拠点を築き、伝道し教会形成をする歩みです。これまでもそれぞれ置かれたところから、未伝地を覚えて心を合せて祈り献げてきました。それらが用いられ、福音の種が蒔かれ、宣教の実りが与えられてきました。「国内宣教デー」では、教団的宣教協力である開拓教会の奮闘の現場をより深く広く知っていただき、主が開拓教会を通してなされている主のみわざを共に喜び、共にご聖霊に励まされて主の使命にお応えする恵みにあずかりたいと願っています。

・始まること② 2025年4月から「島根開拓」
もうひとつ「始まること」があります。それは「島根開拓」です。同盟基督教団未設置県は残り2県となり、そのひとつである「島根県」にいよいよ、来春に開拓伝道者が派遣されます。島根県の宣教の歴史は興味深いです。1882年( 明治15年) 英国教会宣教師派遣のH・エヴィントン宣教師が山陽地方から中国山脈を越えて伝道したのが島根県伝道の始まりと言われます。その9年後1891年( 同盟基督教団発足年と同年)に英国聖公会B・F・バックストン宣教師が松江に着任し山陰地方に活発な伝道をしました。この島根宣教がルーツとなっているキリスト者は今も各地におられることです。主が目を留められ、福音が伝えられ長きにわたり祈られてきた島根県に、また全国の諸教会にとっても新しい風となる開拓が始まります。ぜひ、お祈りください。
※参考図書 『日本宣教の夜明け』守部喜雅著

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