2024 年9 月22 日㈰から28 日㈯にかけて、韓国の仁川で開催された第4 回ローザンヌ世界宣教会議に参加しました。約200 か国から5,000 人が集まる、世界の福音派の一大イベントです。こんな場に自分がいてもいいのかと半ば戸惑いつつも、せっかく与えられた機会を精一杯活かそうと、エンジンフル稼働で1 週間を過ごしました。
大会を通して学んだ数多くのことから、2つのことを以下に記します。
1 つ目は「福音の力」です。大会4 日目は迫害がテーマで、現在も迫害下にある方々の証しを聴きました。なかには、前回の世界宣教会議直後に逮捕され、5 年間刑務所で過ごした方もおられました。しかしその方は一切の悲壮感なく、喜びをもって自らの経験を語るのです。この方々を慰め、励まし、何度でも立ち上がらせるほどの力を福音はもっている!福音の大きな力を改めて知るのと同時に、自分の福音理解の浅さを思い知らされました。もっと福音の力を知りたいと切に願わされた経験でした。
2 つ目は「出会いの力」です。5,000 人が集う大会ですから、会う人のほとんどが初対面です。内向的な性格の私には少々しんどいものがありましたが、それでも、大会を通して得た一番の宝は「出会い」であると断言できます。大会中の交わりの核になった、6 人1 組の小グループでの出会い。1 週間をともにしたルームメイトとの出会い。日本から参加したヤングリーダーたちとの出会い。食事の席や、ホテルとの行き帰りのバスで隣に座った多くの方々との出会い。すべてが刺激にあふれていました。今の時代、知的な学びはオンラインでいくらでもすることができますが、同じ空気を共有する中で与えられる出会いは、何にも代えがたい「宝」であると感じました。
今回の経験は、国内に留まっているだけでは決して得ることのできないものでした。今後、多くの方が積極的に海外に出ていくための後押しとして、海外研修費補助の制度が用いられていきますように。