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日本同盟基督教団 教団事務所 

教会紹介 富士川教会(東海東宣教区 静岡県富士市)

教会紹介 富士川教会(東海東宣教区 静岡県富士市)

私は待ち望む。主の恵みを

牧師 井原安祐

2023年富士川教会は創立30周年を迎え、主の恵みを数え、記念誌を発行しました。その表題を哀歌3章21節から「私は待ち望む。主の恵みを」とつけました。
1993年、園眞治牧師夫妻が「教会のない所に教会を」と祈り導かれたのがこの地であったということです。開始時は「富士川のぞみの門キリスト教会」と名付けられ、1996年同盟基督教団に加入したときに「富士川教会」と改名したそうです。
富士川教会は血流川(ちながれがわ)という物騒な名の川のほとりに建っています。戦国時代に合戦場になり、水が血に染まったのでその名がつけられたようです。この川はカワセミが生息するきれいな川でしたが、最近河川工事で川底がさらわれ、生き物は見当たりません。この川ではたくさんの子どもたちが遊びました。
歴代牧師と教会学校教師は教会学校などで集った子どもたちと楽しく川遊びをしてきました。こんなふうに豊かな自然の中、30年間福音の種は熱心に蒔き続けられてきたのだと思います。その子どもたちのほとんどは大きくなって地域から出て行ってしまうのですが、2024年、教会学校出身の女性が富士川教会で礼拝をしたいと願い、未信者のご主人もいっしょに、あえて転勤して静岡に帰ってきました。
富士川教会のために主のご計画があって、それが動き始めていることを感じさせる知らせだと受け止めました。主の恵みあふれる救いのご計画がこの地で成就されるようにと願ってやみません。

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