2025年2月25日
いずみ教会は野菜畑や幼稚園、高校が近くにある住宅地の一角にあり、建物は普通の民家です。垣根に書いてある聖書の言葉と十字架で、「あー!ここにも教会があったんだー」と長年住んでいたのに気がつかないで通り過ぎていました。
教会を訪れたころ、当時伝道師だった女性の先生と話す間に、心の塊が溶けていくような空気が感じられました。コロナ禍で教会に来る人も少なく、オンラインでの参加が多い頃でした。次第に教会に来る人も増え、礼拝前の奏楽が流れ始めるといつもほっとする安らぎを覚えます。その後牧師になられた先生は美術大学出身で、説教はいつも最初「絵」を数枚使って始まります。初めての経験の説教です。「絵が上手だなー」と思いながらの牧師の話は、聖書に書かれている文章だけではわかりにくい時も、「絵」からはその当時の歴史、民俗、世界、人々の姿、ささげもの等がより鮮明に心に響きます。幼い子どもたちにはもっとわかりやすいでしょう。
礼拝の終わりに、牧師の「今週もイエスさまとともにいってらっしゃーい」の言葉で送り出される教会からの帰り道は、「温かく守られている」そんな気持ちで帰れる週のはじめの日です。隔週に行われている祈祷会、そして礼拝前の1時間の聖書を学ぶ会。参加するこの時間は、主と自分の信仰がより深まる貴重なひと時です。