去る3月20日の教団総会後の派遣礼拝で、島根開拓のために遣わされた李到玄です。私は、2004年10月から千葉宣教区の市川福音キリスト教会に関わり、協力宣教師を経て2007年に教団正教師加入、翌年から市川の主任担任牧師として、2025年3月末まで働いてきました。
市川では日頃の牧会活動とともに「教会を生み出す教会」のビジョンの下、市川の兄姉たちの献身に支えられ、教会レベル開拓を進めてきました。それらと並行して、宣教区レベルの教会開拓に働き人を送り、遣わされた働きのため祈り、財政的にも支援させていただきました。
また、在日韓国人宣教師が中心に集う「教会を立てる会」の先生方との協力を通して、開拓者を立て、その働きを支援させていただきました。
この度、島根教会開拓に進んでいこうとしたのは、2003年8月から5か月間持たれた長期宣教師訓練で、信仰告白として与えられたミッションステートメントが改めて思い出されたからでした。それは「日本を中心とする宣教地に、10以上の教会が私と兄姉たちとの協力により開拓される」というものです。これまで「教会を生み出す教会」のビジョンをともにしてきた市川の兄姉たちから離れるのは正直、とても辛いことです。しかし、これからは教団レベル教会開拓に関わらせていただく光栄なる召しに応え、心を新たにして、宣教地である島根へ向かわせていただきます。
教団レベル開拓、島根教会開拓が、島根県松江市で始まりました。4月から9月いっぱいまで李到玄開拓教師が巡回しています。半年間かけて各宣教区、諸教会でビジョンを分かち合い、より多くの兄弟姉妹の皆さまと主にある交わりと祈りをもたさせていただければ願っております。近くに来られた時はぜひお声かけください。
福音宣教の前進を覚えて、祈りとお献げものにより、ともに開拓伝道を進めてくださっていることを感謝いたします。 (伝道部)
「ビデオデプテーションの恵み」砂原和史(北赤羽キリスト教会牧師)
昨年は当教会のテーマが伝道であったことから鹿児島いずみ教会、佐賀バイブルチャーチと1年で2教会のオンラインデプテーションを受け入れさせていただきました。本来なら対面の方が良いのはもっともですが、宣教区で受入教会の調整をするとだいたい日曜日から予定が埋まっていくので主日にお迎えするのが難しいことや小さな教会にお招きするよりも大きな教会で報告をしていただいた方がより多くの人に祈ってもらえる機会となるのではないかという遠慮もありました。しかし、ビデオデプテーションでは気軽に、ネット環境も気にすることなく、さらにこちらの教会の予定に合わせて宣教報告をいただけたのでとても感謝でした。普段から祈りに覚え献げている国内宣教の恵みを教会全体で分かち合うことができました。尊いお働きに感謝します。
オンラインデプテーション、各地からお問い合わせをいただいています! ①教会主催集会、②宣教区主催集会、③セミナー、キャンプ等の報告時間、④主日礼拝にて録画による説教・開拓報告など、方法は様々。時間も数分から数十分まで幅広く対応可能です。まずはお気軽に伝道部にご一報を!※教団レベル開拓教師によるご奉仕です。
〈担当者連絡先 齋藤謙治〉
島根開拓ポスター
2025年教団レベル開拓(島根県・松江市)伝道部202410
8月26〜27日、理事会承認を受けた島根開拓の現地調査のために、三浦伝道局長、大瀧伝道部長、時松部員の3人で、米子経由にて松江市に入りました。「全県に同盟の教会を」のスローガンのもと、46県目となる島根開拓に向けては、すでに中国四国宣教区教師会が地元で得ている情報と、伝道部で様々なデータをもとに調査をして得た情報を合わせ、部内での慎重な検討と祈りのもとに、「松江市」での開拓を決定しての現地調査でした。
26日は、まず、松江市牧師会に出席させていただきました。皆さまとの交わりを通して、同盟基督教団の開拓が歓迎されることを確認することができたことは幸いでした。また、市内各地で伝道に励んでおられる諸教会のお働きの様子を伺いつつ、開拓候補地について伺ったところ、市南東部の東出雲地区と南西部の乃木地区が教会が無く、開拓の必要のある地との情報を得ることができました。
そこで、翌27日にかけて、早速、両地区の視察をし、また、不動産屋を訪ねて物件調査をいたしました。
その結果、東出雲地区については、街並みが古く、物件としては比較的安価ではあるものの、調査メンバーの誰もがあまり明るい印象を受けず、市の中心部からも離れていることから、候補地としては見送りました。
一方、乃木地区は、人々の動きがあり、開発も進められ、大型の商業施設もあり、保育園、小学校、中学校、県立と私立の高校、県立大学まであり、明るさや活発さを感じさせてくれる地でした。物件的には、決して安い地域ではないですが、主が良い物件に出会わせてくださると信じて、今後、乃木地区での開拓拠点確保を目指すことと致しました。
2025年の開拓開始に向け、鋭意準備を進めてまいります。諸教会の皆さま、どうぞ、熱く篤くお祈りください!