日本とアジアと世界に仕える Japan Alliance Christ Church
日本同盟基督教団 教団事務所 
Tel.03(3465)2194

国内宣教『福音を満たすために』を読んで

国内宣教『福音を満たすために』を読んで

「みことばから国内宣教へ」

山田契実(松戸福音教会牧師)

福音を宣べ伝える。何よりも忘れてはならない大切なことは、みことばに示されること。教団レベル開拓25周年誌『福音を満たすために』を読んで改めて教えられました。「教団レベル開拓10教会の経緯」の証が、強く心に残っています。
高松泉キリスト教会では、新会堂としての物件購入と資金借り入れについて、町川洋三師がマルコ11章22〜24節のみことばを信じて購入に向けて前進しました。当時、銚子キリスト教会を牧していた入江喜久雄師は、ルカ10章37節から、福岡の教会開拓を決心されます。愛媛めぐみ教会はマタイ5章14節から、「世界の光」として福音を宣べ伝える責任を全うする夢が語られています。
会堂を建てる、立地条件、資金、町の人口数等も大切なので、目先のことだけに心が囚われると、見落としてしまいやすいものです。みことばに示され、宣教に励むということは大切です。
みことばに聴く。これまで国内宣教を推し進めてきた同盟基督教団が、大切にしてきたことだと思います。当時、伝道部部長であった広瀬薫師は本誌作成に関して、「一貫して変わることがなかった救霊への情熱を確かめることができた」と語り、マルコ16章15節の使命をもって前進し、救霊のための「宣教協力」が、同盟基督教団の大切な特色と語っています。「未伝地に向かった救霊の情熱」というフランソン精神は、主イエスの命令が土台にあり、それゆえに、同盟基督教団の国内宣教はこれまで力強く推し進められてきたのだと感じました。この精神は、後に続く者たちが受け継ぐ宝に満たされています。『福音を満たすために』は、そんな一冊です。

Print Friendly, PDF & Email