2025年7月1日
名古屋市の大須は、400年前に徳川家康が神社仏閣を集めた宗教の町です。そこに商店街が発展し、昭和になってアーケードも設置され、今や全国有数の規模のにぎやかな商店街にもなっています。
1953年、ユーラー宣教師は最も日本的な宗教風土のこの町に入り、参拝客に伝道し、町の中心である大須観音の参道の店を買い取って教会堂としました。それ以来72年の間、この場所で伝道をしてきました。
宣教師の思いを引き継ぎ、大須教会は今も日本の宗教風土に切り込んでいく姿勢でいます。待っているのでなくこちらから地域に入り込んで行こうと積極的に地域の行事に参加するなどしています。地道に地域の信頼を得て来たことから、クリスマス行事を商店街の中で行なったり、2019年の会堂の大改修時に12のベルからなるカリヨンを会堂正面に設置して、1日8回の演奏をすることもできるようになりました。
今心掛けているのは、近隣教会との協力です。教団教派を超えて連携し、地域のキリスト教会全体で宣教協力をしていきたいと考えています。