「ある夜、主は幻によってパウロに言われた。『恐れないで、語り続けなさい。黙ってはいけない。わたしがあなたとともにいるので、あなたを襲って危害を加える者はいない。この町には、わたしの民がたくさんいるのだから。』」
使徒の働き18章9〜10節
滋賀の開拓伝道に一区切りをつけて北海道にもどりました。教団理事会の了解をいただいて当別希望ヶ丘キリスト教会協力牧師として1年半前、高齢者と障がい者6名に招かれ支援を開始しました。最近聞こえてくるニュースでは毎年4万人の孤独死があるということです。当別町にもその現実が伝わります。2065年には4人に1人が75歳という推計のなか、都会への人口流出が続き、地方は限界集落、過疎化、高齢化の声が聞こえてきます。キリスト者の最期の証は貴重です。
最近、傾聴を頼まれてある病院を訪ねました。末期の癌を患う方でした。身元の知らない私に傾聴の奉仕が来ました。某有名企業をつとめあげ、これからというとき癌の宣告、砂が水を吸い込むように福音を聞いてイエス・キリストを信じる決意をし、天の御国に凱旋しました。
葬儀の時に配布したのがギデオンの無料聖書でした。地方の教会では聖書も買うゆとりもない中、助かりました。ギデオンは学校やホテルで聖書を配布するだけと考えられている方々も多いかと思います。無料または献金でいただけるギデオンの聖書を役に立てることができたら素晴らしいです。役員の松田進兄は長年、過疎地や教会の少ない所に聖書を配布し続けてきた奉仕者です。
私は北海道札幌の隣街、当別町で、小さな農場を父祖から受け継ぎ143年目を迎えています。私の家は浄土真宗の家柄で、かつて周囲には聖書や、クリスチャンの知人もおらず、教会もありませんでした。しかし、一昨年4月より石川先生をお迎えし、この地に「当別希望ヶ丘キリスト教会」がスタートいたしました。ギデオン活動も友人からの勧めで始め、今年で23年目を迎えます。「いのちのみことば」である聖書を贈呈し、救いを伝える活動を続けてまいりました。近年特に力を入れているのが「クリスチャンの葬儀の際」に会葬御礼としてギデオン聖書を贈呈する取り組みです。
去る5月18日、帯広地区のギデオン共働贈呈のために訪問した教会で、92歳の方から、「私の葬儀は伝道集会として行ってほしい」、「ぜひギデオン聖書を会葬御礼に使いたい」とお申し出がありました。その方は長く公職に就いておられたためか、「300冊は用意していただきたい」とのご希望もいただきました。
普段教会に来たことがない方々や、他宗教の方々も参列され、その受け取った聖書をともに開き、故人の信仰を覚え、みことばに耳を傾けることができる…これは最大の祝福だと思います。ギデオン協会ではこうした葬儀における聖書贈呈の働きを、皆様のご支援とご協力のもとに、今後とも進めてまいりたいと願っております。日本各地にギデオンの支部がございますので、詳しくお近くの支部までお尋ねください。どうぞよろしくお願い申し上げます。