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教会で役立つIT 情報コラム はじめての配信

教会で役立つIT 情報コラム

はじめての配信

IT委員会委員 本多民生(富川福音教会牧師)

前回は、配信を通して国を超えて不思議な出会いが与えられたことを書きました。今回は、配信の具体的な方法をご紹介します。

1) 最も簡単な配信
ITに苦手意識がある方は配信と聞くと難しいと思われるかもしれませんが、最もシンプルな方法はスマホと三脚、Googleでスピードテストをした時10Mbps以上の速度が出るWi-Fi環境があれば安定して行えます。YouTubeはチャンネル登録者50人以上でなければ始められませんが、Facebook LiveやInstagram Liveは0人からでも可能です。アプリで記事を投稿するのと同じ要領でライブ配信を始めれば、最近のスマホはカメラ性能が高いので、きれいな映像で配信することができます。
ただしスマホ配信は、音声が遠くなったり不明瞭になることがあるため、その場合はスマホに接続できるワイヤレスマイクを使用すると良いでしょう。Amazonで『BOYA』ワイヤレスマイクを調べると7千円~1万円前後で司会と説教者の2チャンネルで使えるものが購入できます。

2) 一般的な配信
一般的な配信方法は、パソコンでOBSという無料配信ソフトを使い、YouTubeやFacebookで配信する方法です。利点は複数カメラの切替、音声や映像の調整、合成ができる点です。富川福音教会ではOBSを使い、賛美や説教のPowerPointとカメラ映像を合成して配信し、視聴者が歌詞や説教資料をよりクリアに見られるようにしています。またZoomと併用し、兼牧している教会と一緒に礼拝をしています。
OBS配信の最小構成はパソコン、Webカメラ、USBマイクです。パソコンの推奨性能は第10世代以降のCore i7、16GB以上のメモリ、NVIDIA RTX 30xx以上のGPUで、ヤフオク!では7万~10万円で販売されていました。もちろん機材があっても回線速度が20Mbps以上必要です。注意点は、配信用パソコンはできるだけデスクトップにし、ネットはWi-Fiではなく有線LANで接続することです。デスクトップならメモリ増設やGPU交換で性能を延命できますし、Wi-Fiは干渉で不安定になりがちだからです。有線ならカテゴリー6aのLANケーブルが安定的で、専門用語がわからなくても電気店で伝えれば対応してくれます。
OBS配信の大きな利点は、ネット上にノウハウが豊富にあることです。調べれば自動切替の方法や配信改善の工夫がすぐに見つかります。それらを見てカメラを高性能にしたければWebカメラからビデオカメラや一眼レフカメラに変えるのもよいでしょう。音声の質を向上させたければオーディオインターフェースを使い音声ミキサーにつなげて活用することもできます。この紙面では十分にお伝えできないOBSの小技やテクニックもネットを用いれば学ぶことができます。
感謝なことに前回ご紹介した方とZoomを使って聖書の勉強を始めることができました。最近では彼のお母様も教会の礼拝をみてくださっています。配信は教会にとって必須ではありませんが、用い方次第で福音を伝える良い道具になります。恐れずにトライしてみてはいかがでしょうか。

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