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神さまは真実です 理事長 吉持日輪生

神さまは真実です

理事長 吉持日輪生(茨木聖書教会牧師)

「神は真実です。その神に召されて、あなたがたは神の御子、私たちの主イエス・キリストとの交わりに入れられたのです。」Ⅰコリント1章9節
*これから記すところの中心的な当事者は、すでに天に召されていますが、個人が特定されないように配慮しつつ書かせていただきます。

先日「神さまの真実さ」に深く感動する時が与えられました。その日は、関わりのあるバプテスト教会の宣教師が、アメリカ・カリフォルニアからの牧師たち18名と共に、茨木聖書教会を訪問する日でした。そして私は、日本宣教について短く話をすることになっていました。
私は、私が仕えてきた2つの教会(埼玉県日高市の高麗聖書教会、大阪府茨木市の茨木聖書教会)の働きを証しさせてもらいました。その時、1人のアジア系の牧師が「私も名栗(埼玉県飯能市)に住んでいたことがある」と話されました。その後、高麗聖書教会も、茨木聖書教会もアメリカからの宣教師によって開拓されたこと、そして高麗聖書教会がニュートライブスミッションの宣教師と関わりがあったことに触れると、先ほどの牧師が「私の親はニュートライブスミッションの宣教師だった」と話されました。その瞬間、私は名栗聖書教会のことを思い出しました。その教会を開拓されたのがニュートライブスミッションの宣教師だったからです。そして同時にその教会の痛みの歴史を思い出し、その教会を開拓された宣教師の名前も思い出していました。もしかしてと思い、先程の牧師にお名前を尋ねると、その名前は、私が思い出していた名前と同じでした。
私は胸が熱くなり、涙がこみ上げてきました。なぜなら、その名栗聖書教会を開拓されたA宣教師は日本人で、奥さまはアメリカ人でしたが、ご主人のA宣教師は、1970年頃名栗に住む主婦と駆け落ちをし、そのためその地での宣教は閉じられ、その後20年以上経っても、そのできごとは名栗の人たちの記憶に深く残っていたからです。またA氏は、その後も高麗聖書教会が建てられている土地を勝手に売却しようとしたりと、A氏に対する私の印象は、本当にどうしようもない、困った人というものでした。
しかし今、その息子さんが牧師となり、私の目の前におられるのです。しかも日本宣教のために日本を訪ねて来てくださっているのです。私は「ハグしてもいいですか」と尋ね、ハグをさせてもらいました。今ハグし理事の声神さまは真実ですているこのカリフォルニアからの牧師は、幼い時どんな思いでアメリカに帰り、どんな思いで成長し、どんな思いでAの名字を名乗り続けたのだろう。そしてどのようなプロセスで牧師に導かれたのだろうと思い巡らす中、私の心は「神さまは本当に真実です」という思いで満たされました。
私たちは罪人ゆえに、クリスチャンであっても、また献身者であっても、情けない軌跡しか残せないことがありますが、真実な神さまは、そこからも恵みのみわざを力強くなしてくださいます。そして今、名栗のすぐ近くには原市場聖書教会(関東宣教区、埼玉県飯能市、若村和仁牧師)があり、他にも2つの教会が建てあげられ、名栗にみことばの種が蒔かれ続けています。神さまは本当に真実です。
今年も、ただただ真実な神さまに信頼して、力強く歩ませていただきましょう。

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