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国内宣教~ 特集~ フランソン・スピリット 第4回

国内宣教~ 特集~ フランソン・スピリット 第4回

「私にとってのフランソン・スピリット①」

倉沢正則(支援教師)

福音の届きにくい人々へ
私が「フランソン・スピリット」なるものを知ったのは、教団の伝道スピリットが「僻地伝道」を旨として始まったと繰り返し聞かされたことでした。実際に「まだ福音が届いていない地域・届きにくい地域」への伝道に「スカンヂナビア人宣教師」が携わったことから、教団存立のモットーのように響き、特に、都市部では貧民街や周辺千葉の各地、さらには仏教色の強い地盤の飛騨地方や離島の大島などの島々への伝道が取り上げられていたのです。フランソン師も飛騨に10日間旅行して飛騨を伝道地としています(1894年)。ここに、「犠牲を惜しまない宣教の姿勢」と「未伝地に向かった救霊の情熱」の一端を垣間見ることができます。「福音の届きにくい地域」への伝道に「果敢に」チャレンジした彼ら宣教師と教団の先達を覚えることができます。

世界宣教協力へのインフルエンサー
私はTEAM宣教師によってキリストに導かれたこともあり、信仰のルーツや有り様に興味がありました。宣教学の学びを終えて帰国した3年目(1991年)に、「第五回フランソン・コンサルテーション」が日本で開催され出席しました。そこにはフランソン師によって生まれた宣教団による開拓で形成された日本の教団(福音自由、同盟福音、JECA、旧日本聖書福音教団等)の代表者が集まり、フランソン研究の成果やフランソン・スピリットについて理解を深める時となりました。主講師のE・トージョセン師から、フランソンの「同盟(アライアンス)」は教団・教派を超えて協力し、世界大の宣教へと促すものであったことを学びました。まさにフランソンは世界大の宣教協力を促す、米国や欧州の福音的な働き人へのインフルエンサーだと思わされました。

私たち教団の心棒
2004年成立の教団「『宣教協力』理念」に私が宣教研究所所長として少なからず携わる中で、フランソン・スピリットについて改めて熟慮する機会が与えられました。この精神は教団教憲前文と第一条の策定にも大いに影響を与えたものです。当時の宣教研究所所員と理事会の協議や「明日の教団を考える会」(1993年)の先輩たちの「宣教について」の議論を踏まえながらの策定に、フランソン・スピリットとは何か、それがこれまでの教団形成にどう働いてきたのかを探る貴重な時となりました。まさにフランソン・スピリットは教団の心棒であり、アイデンティティの重要な要素であると知ったのです。この精神がどう私の信仰の姿勢を形造り、教会や教団、東京基督教大学(TCU)での奉仕への「活力」となったのかを次回に記す予定です。

【参照】倉沢正則「1億2千万宣教と国外宣教ー21世紀に向かう同盟教団の宣教理念」『福音を満たすために』教団レベル開拓25周年記念誌(1977・4〜2002・3)教団伝道局伝道部、2003年、139〜148頁。

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