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日本同盟基督教団 教団事務所 

教会紹介 湯本キリスト福音教会 (東北宣教区 福島県いわき市)

教会紹介 湯本キリスト福音教会 (東北宣教区 福島県いわき市)
ここまで主は私たちを助けてくださった
牧師 山本 信義

湯本教会は旧東洋福音宣教会(ノルウェーミッション)5番目の開拓教会として1956年に始まりました。この町は当時炭鉱が盛んで各地から労働者が集まる環境でした。宣教師たちは自転車に乗り10キロ離れたこの町を行き来して天幕伝道が行われ、多くの受洗者も起こされました。やがて日本人の牧師が送られることになり1969年に現場所に教会が献堂されます。その後14人もの牧師が入れ替わり無牧の期間を経て、2011年よりこの者が務めています。

後任者がなく無牧の時代も経験しました。よその教会から送られてくる説教テープやネットで配信されている説教を流して礼拝をささげたこともありました。しかしそんな厳しい時代を通り抜け教会員たちは礼拝を守り、教会を離れなかったことは驚きに値します。少ない人数ですが教会を守ることを第一義的な使命と考える人たちです。今も厳しい経済状況の中にありますが、小さな子どもを抱える牧師家族を支えています。その教会員たちも平均年齢は高く新来会者はほとんどありません。

今年のはじめに年間聖句「すべての口が、イエス・キリストは主であると告白して、父なる神がほめたたえられるためです。」(ピリピ2章11節(第三版))を選びました。開拓が始まって63年の歴史になりますが牧師が定着せず教勢に伸び悩んできました。しかし冒頭に掲げた旧東洋福音宣教会のモットーを思い返す時に、たとえ小さな群れであってもキリストのからだに属する一器官として「イエス・キリストは主である」と告白して父なる神をほめたたえる教会でありたいと願っています。寒さの厳しい冬の時代が続いていますが、やがて春を迎え新しい命が芽吹くことを切に祈りつつ。

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