「困難の中にありながらも主に忠実に仕え 主が御業をなして下さっておられる」
教団の国内宣教の働きは、主に二つです。一つは新たな教会を生み出すこと、もう一つは支援を必要としている教会を支えることです。教会支援部は、自給自立途上にある教会を支える働きをしております。その働きの一つに教団負担金を原資とする教会支援費支給があります。各教会より祈りのうちに9月末までに提出された次年度支援費申請書類を踏まえ、支援費を審査・決定し、理事会の承認を経て4月から支給します。現在、教団内の約50教会が支援費を受け、誠実に主の働きに仕えておられます。
教会支援部の働きにおける大きな喜びは、各教会を通し、主の宣教の御業を見ることです。1年の歩みを終え、受給教会より活動報告書が提出され、一つひとつ確認しております。困難の中にありながらも主に忠実に仕え、主がみわざをなしてくださっておられることを見ます。幾つかご紹介いたします。「真冬でも朝の祈り会は暖房なしで続けている」「数年間礼拝に出席していた姉妹が持っていた仏壇や神棚を捨てクリスマス礼拝の時に洗礼を受けた」「長欠会員の一人が病をきっかけとして礼拝に出席されるようになった」「夜7時半〜9時頃まで、教団テキストを使って学びをした青年がクリスマス礼拝の中で洗礼を受けた」「花壇には花を植えたことにより、見ていないようで見ている地域の人々が好感をもって近寄ってくれたらと願っている」「牧師家庭に教会員子弟の子どもたちを呼んで誕生会を開いた」「ブラックボードを2枚購入して会堂の1階と2階の入り口に置いて毎週の礼拝案内に用いている」。報告書には記すことのできない痛みや宣教の実が具体的に見えないこともあろうと思います。でも、各教会がイエス・キリストの十字架と復活の福音を宣べ伝え、福音に生き、奮闘しておられる様子がひしひしと伝わって来て、大きな励ましを受けます。「わたしはイスラエルの中に七千人を残している。(第一列王記19章18節)」「よくやった。良い忠実なしもべだ。(マタイ25章21節)」との主の御声が聴こえてくるかのようです。
救いと召しの喜びとともに、闘いの中で意気消沈することの多い私たちですが、世の終わりまで、ますます主イエスの大宣教命令にともに従って参りましょう。主イエス・キリストがともにおられます。