日本とアジアと世界に仕える Japan Alliance Christ Church
日本同盟基督教団 教団事務所 

『クリスマスの工作紹介』

『クリスマスの工作紹介』
茅場 玲(櫛形キリスト教会牧師)

「光は闇の中に輝いている。闇はこれに打ち勝たなかった」ヨハネ1章5節

2007年1月のある寒い朝、ワシントンの地下鉄駅で、野球帽と黒の上下の地味な服装のストリートミュージシャン風の男性がバイオリンでバッハの曲を演奏しはじめました。しかし、通勤時間帯でもあるためか、殆どの人がその前を素通り。1000人あまりが通りかかりましたが、足を止めて演奏に耳を傾けた人は20人程度。でもそれも僅か数分で足早に電車到着の時刻を気にして過ぎ去ってしまいます。それでも中にはおひねりを投げてくれる人もいました。結果、1時間足らずの演奏時間のなかで彼が得た金額は、32ドル17セントでした。
彼の名はジョシュア・ベル。普段のりっぱなコンサートホールで演奏すれば、150ドルするチケットがあっという間に完売するほどの、世界的に有名なバイオリニストです。この日も3億円以上する名器ストラディヴァリウスを手に素晴らしい演奏を披露したのですが、結果は前述の通りでした。
実はこれは米紙ワシントン・ポストが仕掛けた社会実験でした。人は、目に見える肩書き、りっぱな場所、服装を別にして、どれだけ芸術そのものの価値を認識できるのか、という実験だったのです。(この実験は後に、優秀なジャーナリストに送られるピューリッツァー賞を受賞しました。この時の演奏の様子はユーチューブにも上がっていて見ることができます)
そこにどんなに素晴らしい価値を持つものがあっても、多くの人々は気づかずに足早に通り過ぎていく。音楽は聞こえていても、自分の忙しさ、まわりの雑踏の中、まさかこんな所に宝があるなんて全く思ってもみずに、聞いていないのです。世の中に流行る、明るく騒がしく楽しいクリスマスに紛れ、飼い葉桶に生まれた救い主のメッセージも埋もれてしまわないようにと願わされます。

ところで、私の仕えている教会では、週に一度絵画工作教室が開かれ子どもたちが参加しています。そこで子どもたちといっしょに作った工作を紹介します。

「グルーガンで作るクリスマスツリー」(小学校高学年〜)
小さい子どもたちと作る場合は、グルーガンが高温になるため、必ず大人といっしょにします。
● クッキングペーパーで円錐形の台紙を作ります。
● できあがった台紙にグルーガンでグルーを網目模様に付けていきます。(グルーガンは100円ショップの手芸コーナーにも売っています。)
●グルーが冷えて固まったら台紙を外し、円錐状になったグルーにアクリル絵の具等で好きな色を塗ります。
●さらに好みに応じて鈴やリボンやビーズ等の飾りをつけてい
きます。
●100円ショップのキャンドルライトにかぶせるように飾り、完成。

「綿棒で作るオーナメント」
●綿棒と木工ボンドをつかって、好きなかたちを作る。(星型、多面体、ただの四角でも楽しい)
●できあがった綿棒のオーナメントに、蓄光塗料を塗る。
● 糸をつけてぶら下げて完成。

どちらの工作も、明るい中で見るとたいしたことのない工作に見えます。でも、まわりを暗くするときれいに光り、子どもたちの目をひきます。明るさの中にあるままでは、ひょっとしたら見過ごされてしまうかもしれない救い主の誕生の恵みも、暗やみの中でも失われない光として感動できたら素晴らしいと思います。