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日本同盟基督教団 教団事務所 

防災士資格を取得して

防災士資格を取得して
教団総主事 宗田信一

2018年7月西日本豪雨災害の視察で広島県呉市を訪れた時、隣接する広島市から支援に駆けつけていた牧師から、「防災士資格を持っていることで人々から信頼され、働きに入りやすかった」と言われました。その後、日本防災士機構ホームページで、防災士制度は1995年の阪神淡路大震災を教訓として地域の総合的な防災力向上のために生まれたことを知りました。これまで地方自治体、企業、諸団体の災害担当者などを中心に、16万人以上の防災士が誕生しているとのことでした。それで私は、災害対策の実務にあたる教団総主事も、防災知識と技能を身につけ、最新の防災情報に触れるために防災士の資格を取得できたらよいのではと思うようになりました。
2019年7月理事会で改訂が承認された社会厚生部「広域災害対策ガイドライン」で教団総主事の防災士資格取得が勧められ、同年9月東京で平日に開催された防災士研修を受け、資格取得することとなりました。研修1か月前に送られてきた「防災士教本(全368頁)」、事前の履修確認レポート、当日の行政・教育・医療・メディアで活躍する教師陣による2日間14コマの研修(自助・共助と協働・災害発生の仕組・災害に関する情報・予防と復興)。これらの学びは1995年以降、私が被災地で見てきた教会による支援活動の周囲にある世俗の働きに目を向けさせてくれました。そして、この学びによって私は、キリストの身体である教会の支援活動は、世界を造られた神様の摂理の中で行われていることを思いました。
折しも、防災士研修の1か月後、台風19号が来襲し東日本を中心に災害が発生しました。前年の西日本豪雨災害とは違い被害が各地に分散し、状況把握も難しく、充分に対応できない面もありました。しかし、ボランティアチーム派遣の教団窓口などをする中で、自分がキリストのからだとして、神さまの保持と統治の中で働いていることを覚え、被災地にある教会の兄弟姉妹に加え、他の支援団体、行政機関、民間企業などで働く人々のことも想像して働くことができました。この度の経験を通し、聖書の知識とともに防災知識を蓄えておくことの大切さを知りました。
核家族化、少子高齢化、町内会自治会の参加率低下、消防団と社会厚生部・73号防災士資格を取得して なり人員の減少(1998→2016年でマイナス11%)、自治体職員の減少(1995→2016年でマイナス16%)。防災士資格の取得研修で当日配られた資料の数値は、阪神淡路大震災の後に言われ始めた「地域防災力」がますます必要とされてきていることを示しています。今こそ、キリストのからだである教会が、遣わされた場所でキリストの手足として神様の愛を示し様々な破れ口を繕う「地域宣教力」が必要とされているのではないでしょうか。祈りのスクラムを組み、聖書の知識とともに防災知識を蓄えて「地域宣教力」を更に向上させ、やがての完成が約束されている神の国の働きにトライしていきたいと思っています。

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