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日本同盟基督教団 教団事務所 

コロナ禍の中で私に示されたこと 信徒理事 横田敏男

コロナ禍の中で私に示されたこと
信徒理事 横田敏男(古河教会員)

「人の子の到来はノアの日と同じように実現するのです」マタイの福音書24章37節

今年の1月以降、新型コロナウイルスの感染によるパンデミックが起こり、世界中の人々の日常が大きな変化を余儀なくされ、各国の経済状況も厳しい状態に置かれています。その中で、私の教会生活も変化がもたらされ、私の属している古河教会の礼拝も4月12日の礼拝から礼拝堂とインターネット配信での集会となりました。
私たち夫婦は、千葉県市原市に住んでいる次女が来年の1月に古河市の産婦人科医院での出産となったため、一緒にホームステイをすることになり、インターネット配信で礼拝に参加しました。その後、古河教会の礼拝は6月14日以降、新型コロナウイルス感染対策をして、以前の礼拝に戻ることができました。なお、インターネット配信で礼拝に参加できることは、近い将来、私が運転免許を返納したときには利用できることが分かり安心しました。
そして、この間に私の信仰生活を改めて見直す必要を気づかされました。私が毎朝読んでいる羽鳥明師著『今日の知恵明日の知恵』の7月15日の箇所で信仰継承について教えられたのです。その一部を引用させていただきます。「私の息子は大学生のころも、まだ開いたばかりの小さな教会で聖書の話をさせてもらったり、新しい人たちの友人になったりして、彼なりに一生懸命やってきました。親の経済力を思ってか、奨学金とアルバイトでやり抜いた本当に忙しい生活でした。その教会に招かれて聖書の話をした時、息子は一番前の席に陣取って、真剣に話を聞いてくれました。彼の顔を見ているうちに、私の思いはいっぱいになりました。『息子よ、私はお前にハンサムな顔立ちを伝えてやれなかった。息子よ、お前に研ぎ澄まされた頭脳力も、すばらしい芸術家の手も目も耳も遺伝してやれなかった。息子よ、おまえに、それこそ何の財産もゆずってやれない。しかし、息子よ、お前が神をがっちり信頼し続けてくれるなら、お前は最高のものを持っている。お前は安全だ…』」。
この羽鳥先生のお話を通して、私の息子と娘への信仰継承のことを思いました。私の息子と娘2人は、それぞれ中学1年生の時に古河教会で遠藤増雄牧師より洗礼を授けていただきました。現在、息子は武庫之荘めぐみ教会で家族4人揃って礼拝を捧げております。そして、孫(中学2年生男子)が去年の6月23日に松田吉弘牧師から洗礼を授けていただきました。幸いにも私たち夫婦はその洗礼式に出席できました。本当に感謝な時を持つことができました。息子はサッカー教室を開き、そこに集う子どもたちに英語を教えながら聖書のみことばを伝えています。長女は米国のノースカロライナ州シャーロット市で夫と息子2人で信仰生活をおくっています。夫はBBN聖書放送で日本語放送のアナウンサーをしております。次女は夫と千葉県の長老派おゆみ野教会に属しています。夫は現在伝道師として教会に仕え、牧師を目指しています。
現在の日本や海外に起こっている自然災害、人々の争い、テロ事件などを見るにつけ、冒頭に挙げたみことばが、近い将来実現したとしても不思議ではないと思います。まだ新型コロナウイルスの収束しない今、また新しいウイルスの出現も案じられます。このような時にこそ、真に信頼できる唯一の神を私の周りにいらっしゃる、まだ主なるイエスさまに救われていない方々へ伝えるために祈り続けていかなければと思わされています。
来年の9月には同盟基督教団の宣教130周年記念大会が開催される予定です。これからも同盟基督教団が、人々の救霊と信仰継承のために祈り続けていく同盟基督教団でありますよう祈って参りましょう。

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