教会紹介　館山教会　（千葉宣教区千葉県館山市）

教会紹介　館山教会　（千葉宣教区千葉県館山市）

神さまが主人となる教会をめざして

役員 溝本 朋子

房総半島の海の町として千葉県の館山市にある館山教会は1947年安斎政威師により創立され、現在7代目の李京奭師をお迎えし今年で74年目となりましたが、信徒の平均年齢が70歳を超えて高齢化し若者が集まらないことが課題です。
そのような状況でも、附属保育園の保護者の方たちや地域の人たちが毎年楽しみにしているお楽しみ会（バザー）に加えて、2017年から手探りで始めた子ども食堂は多くの協力者が与えられ、軌道に乗りつつありました。未信者の方を招くことを目的に始められ、信徒が講師となって手芸や韓国料理、習字などを教え合う「実りの会」や気軽に集まって軽食をいただきながら語り合う「ほっこりカフェ」など、小さな群れではありますが、それぞれの賜物をささげつつ続けてきた働きが、このコロナ禍によって休止せざるを得ないことはとても残念です。

信徒の多くが高齢者なのでオンラインというわけにはいかず、礼拝と祈り会は、感染防止対策を行い細心の注意を払って行っていますが、2年前から始まった「家の教会」の牧場の集いが緊急事態宣言を受けてお休みしています。家の教会とは新約聖書の初代教会の姿に倣い、信徒がリーダーとして家を開放し、毎週食事を共にし交わりを持つ共同体のことです。館山教会でも3つの牧場が作られ、未信者の方が定着されるようになってきた矢先でしたので、活動自粛は教会員一同歯がゆい思いです。

しかし、神さまはすべてご存知であり、すべてを支配しておられる方ですから、今は委ねてコロナの終息を待ちつつ「神さまが主人となる教会」をめざして今できることを考えたいと思い祈りつつ働いています。