「あなたがたがキリストのために受けた恵みは、キリストを信じることだけでなく、キリストのために苦しむことでもあるのです。」ピリピ1章29節
主の年2024年。皆さまの尊いお支えに心から感謝します。東北宣教プロジェクトは支援活動の9年目、教会設立から5年目を迎えようとしています。支援活動と教会開拓の怒涛の日々は続き、これまでお迎えした宣教チーム、短期宣教師、ボランティアの数は延べ1000人は優に超えているでしょう。文字通り心を尽くし、力を尽くし、いのちを尽くしての活動。これほどの力、時間、そして財を尽くして活動しているにもかかわらず、被災地の方々の救いは遠く、言いようのない徒労感にみまわれ、ただただ祈るしかない時もしばしばです。
しかし、それでもこの被災地伝道の現実を知り、励まし祈ってくださる方がいます。毎月忠実に献金を送り続けてくださる兄姉がいます。また現地でともに祈り励まし合う牧師、宣教師たち、そして共に学び、地方伝道の現実を発信し続ける仲間がいます。
恐らくこれは厳しい日本の宣教の現場にいる、多くの敬愛する牧会者たちの現実ではないでしょうか。この暗く長いトンネルのような現実の中で、ただただ恵みに留まり歩みを進めていく。これが伝道者の生き様なのだと今更ながらに教えられています。
私たちの教会ではマタイの福音書の講解を昨年終えました。そのなかで気が付かされたのは、イエスさまが地上の公生涯を日々苦しみながら過ごされたこと。特に主があのゲッセマネで、父の愛を知り、自分の使命を知りながらも、なおそれを受け入れるために文字通り死ぬほど苦しまれたお姿。それが心に焼き付いて離れません。その苦しみの中で主が必要としたもの、それは祈りでした。
冒頭のみことば「あなたがたがキリストのために受けた恵みは…キリストのために苦しむことでもあるのです」。主イエスが御父のみこころを生き切ったように、私たちも今主の苦しみを含めた、みこころを生き切る恵みに召されている。そのためにここ被災地に「主のからだ=教会」が建てられている。この苦しみも、祈りもただの通過点、準備期間ではなく、主の働きそのものなのだ。そう教えられています。
今一度、被災地の宣教のためにお祈りをお願いします。このプロジェクトは、皆様おひとり一人の祈りに支えられています。
【祈 る】主の収穫が始まることを祈るばかりです。「9時38分」のお祈り(マタイ9:38)を朝夕に収穫のための働き人をおくってくださるように祈ります。ぜひスマホのアラームをセットしてお祈りください!
【送 る】ふまねっと後のお茶っこ、訪問時用のお菓子:賞味・消費期限の長いもの。個包装のもの、少量からお受けしています。宛先:〒022 ー0006 岩手県大船渡市立根町字関谷6-3
【参加する】教会の2F に2部屋ゲストルームあり。団体は礼拝堂や食堂で宿泊できます ①宣教チーム 随時受付中。3 ~ 5 名が現在適当な人数。大人数は要相談。教会、災害公営住宅での働き、トラクト配布など ②被災地の視察 12 年経って町は、被災地はどうなったのかぜひ見に来てください。現地に来ての消費活動は産業の活性化に繋がります。宿泊は教会に1人/1泊1500 円で泊まれます。宣教チームの場合は無料です! ③移住して教会を支えよう! 現在三陸では移住者絶賛募集中です。特に若者たち、地方のほうがより輝けます(地域おこし隊談)! GH は移住者応援します。ちなみに条件に合えば大船渡市から100 万円もの支援金がでます!様々な移住サポートあり!「大船渡市移住支援金事業」で検索!
【献げる】年間のTSP 献金目標額365 万円( 月額約30 万円) です。2023 年10 月末で、期待値約304 万円に対して、2,749,901 円が献げられました。お献げくださいました皆様お一人びとりと諸教会に感謝いたします。そして、始まりました2024 年度、皆様方のなお一層のお献げ物をもって、予算が満たされ、あふれて、現地責任の大切な働きを担う齋藤満師をお支えくださり、TSP の働きをお支えくださいますようにお願いいたします。