日本とアジアと世界に仕える Japan Alliance Christ Church
日本同盟基督教団 教団事務所 

たましいの救い、このようにしています。

たましいの救い、このようにしています。
宣教研究部長 趙南洙(招待キリスト教会牧師)

 

私たちの教会では、新約聖書が教えているように、信徒による教会形成として「家の教会」をしています。新約聖書のすべての教会は、今日のような会堂に集まる集会ではなく、信徒の家で集まって、ともに愛餐し、賛美と祈り、みことばの分かち合いがあり、そこで礼拝と救済、養育と宣教が行われていました。まさに信徒の家が小さな教会としてその機能を果たしていました。

そこで聖書信仰に基づこうとする私たちは、できる限り新約聖書に近づいた教会形成を目指すなら「家の教会」しかないと理解し、14年前より信徒による教会形成である「家の教会」に取り組んできました。
ところで教会の存在目的は言うまでもなく「たましいの救い」と「弟子づくり」です(マタイ28章19〜20節)。言い換えれば、教会の究極的な目的は未信者を救い出し、主イエスの弟子とすることです。それでは、たましいの救いのために何をどのようにすべきでしょうか。

私たちの教会では、主イエスより学んで、12名が集まる「家の教会」を目指していますが、その初めのグループ(羊の群という意味で牧場という)構成は5〜6名からスタートして未信者を加えていきます。未信者は神さまに救われてほしい人で、牧場メンバー1人が5人の未信者の名前をあげて、牧場メンバー全員がその未信者の名前を覚えて一緒にお祈りします。それは聖霊の働きによるお導きがなければ、たましいの救いは起こされないからです。たましいの救いのために祈るとき段階的に取り組みます。①未信者のお名前がわかるように、②その未信者との関係作りのために、③牧場の集いに来られるように、そして④主イエスの福音に反応できるようにと祈ります。

未信者が福音(聖書、教会)に興味を示したときは、牧師が導く聖書クラス(いのちの道)にご案内します。この学びの期間中も牧場のメンバーたちは未信者の救いのために祈り続けますが、何よりも大切なのは適切な時期に、主イエスを救い主として信仰を告白できる機会を与えることです。私たちの教会では「信仰告白の集い」という時間を作り、未信者が信仰決心へと導かれるように、具体的な手助けをしています。
信仰告白された方には証のまとめ方などを教え、また洗礼を受けることの大事さを伝え、洗礼式の日程を確定します。主日礼拝に執り行われる洗礼式には支えてくれた牧場のリーダー(牧者)が立ち会い、洗礼を授ける牧師を補佐することでたましいの救いに参与する喜びを伴います。

続けて、救われた方が他のたましいの救いのために用いられるように、継続する牧場におけるケアと続ける聖書クラス(道コース)の参加と賜物による奉仕を勧めています。つまり主の弟子として歩めるように支えたいと願います。

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