日本とアジアと世界に仕える Japan Alliance Christ Church
日本同盟基督教団 教団事務所 

国内宣教 「さあ、近くにある別の町や村へ行こう」

国内宣教 「さあ、近くにある別の町や村へ行こう」
伝道部長 時松六博(円山聖書教会牧師)

「イエスは彼らに言われた。『さあ、近くにある別の町や村へ行こう。わたしはそこでも福音を伝えよう。そのために、わたしは出て来たのだから』」マルコの福音書1章38節

9月17日㈫〜19日㈭、宣教協約を結んでいる大韓イエス教長老会高神の第69回教団総会に、同盟基督教団の代表団に加えていただいて参加し、短い挨拶をさせていただきました。また、同教団の世界宣教部門であるKPM本部に朴永基本部長ご夫妻をお訪ねし、今後の協力についての交わりの時を持ちました。
現在、高神教団は韓国内に約2000の教会と50万人の教会員を擁し、KPMからは世界に500組の宣教師を派遣しておられます。その内の20数組が日本に遣わされていて、その7組が同盟基督教団教職として加わってくださっておられ、その内、3組が教団レベル開拓伝道として生み出された教会でご奉仕くださっています。その様な経緯で私たち同盟基督教団の仲間になってくださった先生方に伺うと、「高神は韓国では小さな教団ですからね」と笑顔でおっしゃられるのです。その教団が、今後2000の教会を3000教会にしようと国内伝道に取り組まれ、引き続き宣教師を派遣し、なおも、主の大宣教命命に従っていこうとされる姿に触れることが出きました。
短い滞在でしたが、魂を愛してやまない主イエスさまの愛の熱さに立ち、偶像礼拝への徹底した抵抗と異端との戦いによって真理を堅持してこられた教団の姿勢を垣間見ました。「興主同行一死覚悟 至死忠誠」という教団記念碑に刻まれる碑文に心揺さぶられました。

9月28日㈯徳島福音キリスト教会は開所式を迎え、10月6日㈰より礼拝を開始しました。「この時代に同盟さんは開拓ですか?歓迎します!」と地元の先生からいただいた言葉です。まったく同じことばをちょうど一年前、鹿児島の開所の時にも地元の先生方からいただきました。「教団教派で、教会の閉鎖や統合、他団体への委譲などさえあるこの時代に、同盟は開拓するんですか?」と本当に聞かれます。10月5日㈯、「いこいのある教会」(三重開拓)も祝福のうちに開所式を終え、礼拝が始まっています。
残る未設置県は、秋田、和歌山、島根、佐賀の4県、すでに開拓に向けた祈りや備えの始まっている県もあります。都市圏という未設置県同等の宣教ターゲットにも祈りと取り組みを向けていきます。さらに、点から線へ、線から面へ、と未設置市、町、村への祈りや取り組みも宣教区や各個教会で進められています。

この時代だからこそ、いえ、時が良くても悪くても、主がおいでくださるその時まで、私たち同盟基督教団は「1億2千万宣教」に邁進する!さあ、私たちもご一緒に、別の町や村へと、主に遣わされて出かけていきましょう!

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