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日本同盟基督教団 教団事務所 

国内宣教 「神の力強い御手の下に」

国内宣教
「神の力強い御手の下に」
教会支援部長 鈴木 洋宣(守谷聖書教会牧師)

「ですから、あなたがたは神の力強い御手の下にへりくだりなさい。神は、ちょうど良い時に、あなたがたを高く上げてくださいます。」(Ⅰペテロ5章6節)

コロナ禍での私たちの歩みが1年以上過ぎました。本当に長い試練となっています。各教会の礼拝において対応が迫られ、迷い判断し、これで良かったのかと思い煩う、それらの繰り返しであったことと思います。また、予定していた宣教活動が中止となったり、制限されたりということも多々あったことでしょう。そして、コロナに対する感じ方が教会の兄弟姉妹同士の中でも異なり、それらの調整に大きな労力を割かれたこともあったのではないでしょうか。

先日、2020年度教会支援費受給教会の活動報告書を読ませていただきました。多くの教会がコロナにより苦闘しつつ歩まれた1年であることを見ました。しかし、それに留まらず主なる神の恵みを数え、主に望みを抱き、主の働きが進んでいる報告に力づけられ、みな名を崇めました。ある教会は、多大な会堂返済を抱え、長年牧師がアルバイトをされつつ誠実に教会の働きをなされ、神の特別な助けがあり、完済へと導かれたとのお証がありました。胸が熱くなりました。父なる神は、ちゃんと私たちのことをご覧になっていて、祈りを聞き、顧みてくださる生きたもう主であることを深く思わされました。

今、私たちは先行きが見えない状況の中、忍耐して歩んでおります。「主よ いつまでですか」(詩篇13篇1節)との嘆きの祈りが心の内にあります。主イエス・キリストは、この試練の中で、「わたしはあなたのために、あなたの信仰がなくならないように祈りました」(ルカ22章32節)と、私たちの信仰のために執り成しの祈りをなしてくださっておられます。その主の執り成しに支えられ、なしている忍耐をさらに重ねていきたいと願います。また、み前に私たちの神との関係をもう一度見つめ、主イエス・キリストの十字架の愛に押し出され、生きたもう神を真に畏れ、私たちの国籍は天にあるとの悔い改めと再献身へと導かれていく時としたいと願います。

神は、神の力強い御手の下にへりくだる私たちを、ちょうど良い時に高く上げてくださると信じます。

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