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日本同盟基督教団 教団事務所 

東京宣教区 CS 教師研修会のご紹介

東京宣教区 CS 教師研修会のご紹介
東京宣教区CS教師研修会
委員長 畑田祐二(羽村聖書教会牧師)

同盟基督教団諸教会の皆さまこんにちは。東京宣教区では宣教協力の働きの一環として毎年「CS教師研修会」を開催しています。その企画実施を担当しているのがCS教師研修会委員会です。東京宣教区が宣教区としてCSスタッフ(信徒、教職含む)の研鑽と交わりの場を持てていることは主の恵みです。今回紹介記事を書かせていただくことになりましたが、何分委員長の私がまだ委員3年目の若輩者ですので、委員会発足当時から携わって来られた先生にお伺いしながらご紹介させていただくことにいたしました。
東京宣教区CS研修会委員会の発足は東京西ブロック時代の1999年まで遡ります。発足当初は4年で1サイクルのカリキュラムを作成し、それぞれ「教師の資質」「教会と教会教育」「方法論」「子どもの実情」と大枠を決めて行っていたそうです。その後は現場で奉仕をするCSスタッフのニーズも伺いながら幅広いテーマで会を持つようになりました。講師は教団内外の先生方や特定の分野の専門家の先生方も積極的にお招きし、様々なニーズに相応しく応えるように心がけてきました。また研修会では講演とともにグループワークも大事にして、学びと分かち合いの両方を十分に味わい、互いの励まし合いの場になることを大事にしてきました。それは今も変わりません。
これまでにブロック時代に5回、宣教区制に移行してから現在までに22回、途中コロナ禍で対面開催ができない時期もありましたが、ウェブ研修会やオンラインの交わり会等を企画しながら、途切れることなく、今年で27回目の開催を数えることができました。
CS生徒の減少、スタッフの高齢化等の課題はあり、ブロック時代には70〜80人を数えた参加者も近年は30〜40名にとどまっていますが、子どもの救いと成長のために惜しみない情熱をもって労しておられる皆さまとの共なる学びと交わり、情報交換の時は、宣教区内の教会相互の貴重な励まし合いの場として用いられています。
2023年は国立キリスト教会牧師の小川真先生を講師に「青年たちの信仰から見るCSの役割」と題して講演をいただきました。ご自身の経験と教団青年部部長を務めておられる立場から、教会で育った青年がCS時代のどんなことを良い思い出として持っているかという興味深い視点でお話しくださり、与えられている子どもたちに「今どう関わるか」に大きなヒントをいただきました。また、教会で愛された子どもが教会を愛する青年となること、CS教師自身が生活の全領域で福音に生きることの大切さ、子どもたちのための祈りを欠かさないことの大切等、多くの教えと励ましをいただきました。全体3時間の半分の時間を占めるグループワークも3年振りの対面開催で大いに沸き立ち、対面はやはり違うと喜びを噛み締めた研修会でもありました。
2024年は山口陽一先生を講師に迎えて研修会を開催できることが決まっています。東京宣教区諸教会の子どもを愛するCSスタッフと共に、幸いな学びと励まし合いの時が持てるよう委員会一同、祈りつつ準備しています。主が豊かに祝福してくださいますように。

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