
10月13日、関西宣教区の教会が集まり、毎年恒例のソフトボール大会が開催されました。
朝は少し雨が降っていて、「今日は大丈夫かな…」という心配する声もありましたが、開会と同時に空が晴れ、まるで神さまが「大丈夫、楽しんでおいで」と言ってくださったかのようでした。グラウンドには子どもから70代の方まで、選手や応援を含めて約100人が集まりました。久しぶりに顔を合わせる人たち、初めて会う人たち。笑顔と笑い声があふれ、心も体も温まる1日となりました。
今年で23回目を迎えるこの大会。決勝戦は、箕面チームと茨木チームによる大接戦!試合終了時点でなんと同点。優勝チームを決めるのは…まさかのジャンケン!各チームから代表9名が並び、1対1で真剣勝負が繰り広げられました。会場中が息をのむ中、わずか1人分の差で箕面チームが優勝!大人たちが子どものように真剣にジャンケンする姿に、会場は大きな笑いと拍手に包まれました。
「来年は午後3時まででなく、午後5時まで予約して!」
「お金は私が出すから!」
そんな名残惜しい声が上がる中、今年の大会は無事に終了。勝ち負け以上に、みんなが心から楽しんでいた姿こそ、神さまの愛のあらわれだったように思います。
試合の合間には、教会ごとのお弁当を囲んでの語らいの時間もありました。
久しぶりに再会した兄弟姉妹、普段あまり話す機会のない方々、そして教会にあまり来られない方々も、お弁当を分け合いながら自然に交わっていました。スポーツが得意かどうかなんて関係なく、笑って、一緒に食べて、応援して。そんな中で、「これが教会なんだな」と心から感じさせられました。
グラウンドに響く笑い声、汗を流して全力で走る姿、声をからして応援する姿。そこには、教会の名前も年齢も肩書きも関係なく、ただ「神の家族」として心を寄せ合うひとときがありました。誰かが打てば一緒に喜び、外しても「ナイスチャレンジ!」と笑顔で励まし合う。その自然な交わりの中に、確かに神さまのご臨在を感じました。たった1つのボールが、こんなにも人と人の心をつなぐ…。教会堂の中だけじゃなく、こうして笑い合い、支え合い、共に過ごすこの場所にも、神さまの恵みは豊かに注がれていました。それは間違いなく、神さまが与えてくださった特別な恵みでした。
来年もまた、あのグラウンドで、たくさんの笑顔と出会えますように。