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国内宣教~特集~ フランソン・スピリット 第5 回

国内宣教~特集~ フランソン・スピリット 第5 回

「私にとってのフランソン・スピリット②」

倉沢正則(支援教師)

〈敬虔主義と救霊の情熱〉
フランソンの信仰は、母の敬虔主義的な信仰を受け継ぐものでした。その特徴は、教理の解釈や説教、儀式に重きを置く信仰姿勢というよりも、小グループによる聖書の学びや日ごとのキリストとの生きた交わり、信仰の生活実践と信徒の積極的な役割を強調するものでした。敬虔主義的な大覚醒(リバイバル)が、19世紀を通して彼の母国スウェーデンをはじめ世界各地のプロテスタント教会に起こる中で、彼は幼い頃から家庭を開放して説教者を招き、救霊への情熱や世界宣教への祈りと支援にいそしむ母の信仰に触れていました。彼の「キリストとの恒常的、自覚的、親密な交わり」という人生におけるモットーは母の信仰姿勢を継承したものと言えるでしょう。
このような信仰姿勢をもつTEAM宣教師に高校時代にキリストに導かれ、同盟基督教団の地域教会に所属した私は、大学時代にキリスト者学生会(KGK) に出会い、「キリストとの人格的な交わり(静思の時)、グループ聖書研究、日ごとの学内祈祷会(DPM)、友人への積極的な証し、世界宣教への使命」という敬虔主義的な信仰に養われたことでした。地域教会とともに教派を超えて協働する信徒運動にも携わる経験をさせてもらいました。

〈同盟・宣教協力〉
フランソンの足跡は、「みことば」(ローマ10章8節)による明確な回心、米国スウェーデン系バプテスト教会での受洗と聖書的な養いによる積極的な伝道、賜物による信徒としての説教奉仕へとたどります。やがてシカゴでの伝道者D・L・ムーディーのリバイバル集会に感銘を受けて、彼のスピリットと伝道方法を学び、「差し迫る再臨」を意識した救霊への情熱に燃え、教派を超えた伝道協力に身を投じて行きます。それが後のフランソンの「同盟」による宣教協力の基盤となりました。彼の同胞スカンヂナビア人への救霊とともに、「聖書・宣教コース」という訓練方法を用いて教職のみならず信徒を世界宣教へと動員します。そしてハドソン・テーラーの「ただ信仰のみによる中国宣教(フェイス・ミッション)」に触発されて、教派を超え、教職・信徒協働の世界大の宣教の働きが彼の「同盟宣教協力」となりました。同盟基督教団所属の教会に連なりつつ、超教派のKGKや「ローザンヌ」という世界宣教を志す信徒運動および東京基督教大学(TCU)の神学教育に携わる機会が与えられた私は、フランソン・スピリットを少なからず受け継ぐ恵みにあずかっているのです。

〈他教派・教団と伝道・宣教団体との協働〉
私たち教会の使命は教団として国内外の世界宣教に携わることですが、内にこのフランソン・スピリットを宿しています。それは教団宣教を活気づける「フェイス・ミッション」のあり様を擁していると言えるでしょう。「オルド(みことば)とカリスマ(聖霊)」のバランス感覚を備えた教団と言えます。さらに同盟基督教団として、「同盟」による宣教協力が、他教派・教団や超教派伝道・宣教団体、神学教育機関との協働へとさらに広がり、また、信徒と教職の協働がさらに深まるものであって欲しいと願い祈っています。

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