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日本同盟基督教団 教団事務所 

「宣教の機会」 

「宣教の機会」
伝道局長 廣瀬 薫(派遣教師)

「機会を十分に活かしなさい。」(エペソ5章16節)
先日、TEAM宣教師のS&Kバーンご夫妻との宣教協力の覚書(MOU、メモランダム・オブ・アンダースタンディング)に、TEAM担当者、バーン師ご夫妻、廣瀬と妻の5人が署名し、宣教協力の関係がスタートしました。プロジェクトの名称は「イノヴェイティブ・ミッショナル・コラボレイション・ジャパン」(IMCJ)です。格好良過ぎて名前負けしそうですが、主の導きと信じて、幾つかの拠点を組み合わせて立体的に展開しようとしています。単立の「東京シャロームチャペル」(主日礼拝はお茶の水クリスチャンセンター411号室)、キリスト教主義の「恵泉女学園」、バーン夫妻の西日暮里のご自宅、廣瀬が「『信仰篇』読書会」を全国各地で続けている「友の会」などです。
「機会」は、実に不思議な形で次々と訪れて来ます。友人知人に相談すると、大抵は「やめておいた方がいいと思うよ」と、過重な重荷と私の能力不足のアンバランスを心配して、親切なアドバイスをしてくれます。しかし臆病にならずに、祈りつつ、「機会を十分に活かしなさい」というみこころに応えたいと思うのです。
恵泉女学園で生徒に配布している「キリスト教ハンドブック」を見ると、末尾に「教会案内」のページがあります。「恵泉の生徒・教職員などが関係したことがある教会のリストです」という説明書きと共に、270もの近隣教会のリストが載っています。教団教派は日本基督教団が多いのですが、結構バラエティーに富んでいます。その内「恵泉の生徒、関係者のいる教会」には丸印がつけられていて、それが何と127教会もあります。キリスト者である河井道が1929年に創立して以来、いかに教会との関係を大切にして来たかを物語る感動的なリストです。ところが全く意外なことに、その270の教会の中に日本同盟基督教団の教会は、ただの1つも無いのです。JECAや単立やバプ連盟やインマヌエルや、その他色々あるのに、です。なぜ無いのかなあ、と残念に思います。
神さまは私たちに、使命と共に必ず機会を与えておられると思います。人間的には「やめておいた方がいい」と見える状況でも、「でも、おことばですので、網を下ろしてみましょう。」(ルカ5章5節)という柔軟さをもって、主に従いたいと思っています。

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