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日本同盟基督教団 教団事務所 

献堂の恵み 富山聖書教会

献堂の恵み 富山聖書教会
念願の新会堂が与えられて
北林行雄(富山聖書教会牧師)

私たちの富山聖書教会は開拓から27年、このたび念願の新会堂が与えられました。1995年4月に牧師の自宅を開放して礼拝を持ったのが始まりです。英語クラスを始め、そこに集う人たちを対象にした短い聖書の学びと祈りの中から、信仰を持つ人が現れて来ました。教会は富山市の田園地帯にあり、大農家が立派な屋敷を構え、神社や仏閣が多く存在しています。一般家庭で礼拝をしているので、「まがいもの」の宗教と言いふらす人がいました。正当なキリスト教会として証するためには独立した礼拝堂が是非必要となりました。
2012年に吉持章先生を特別伝道礼拝の講師としてお招きしました。その時に会堂用地のことを相談すると、吉持先生は広範囲な地図を見て、教会の場所、空港、高速道路、富山県を横断する道路を確認して「ここは良い所です。ここに建てなさい。」とおっしゃいました。そこで私たちはこの地域の土地を与えられるよう皆で祈りました。その4年後、牧師が会堂用地のことを祈りながら散歩していると、バス路線に面し、近くの目立った場所が更地になり、売り出され、売値も妥当でした。翌日、教会の祈祷会で説明し、直ぐに不動産会社に連絡し、購入の手続きを開始しました。交渉が順調に進み、2016年9月に会堂用地を正式に購入することが出来ました。富山市立の公民館に隣接し、一等地でした。
2018年になると教会員の中から新会堂建設の機運が出て来ました。「新会堂は地元の設計士、地元の建築会社が良い」との先輩牧師のアドバイスがあり、富山県在住の設計士と建築会社が導かれるように皆で祈りました。同年5月亀田キリスト教会の松下展久牧師の紹介でクリスチャン設計士が導かれ、毎週水曜日、祈祷会後に新会堂の打ち合わせをしました。建築会社も同じ婦中町に「傑出した匠の業」の建設会社に出逢い、その社長さんが喜んで工事を請け負ってくださったのです。感謝!
新会堂は昨年12月に完成し、今年4月30日に献堂式を行いました。献堂式には朝岡勝理事長に記念説教をしていただきました。北陸飛騨宣教区や近隣の諸教会から多くの方々が出席してくださり、祝福された献堂式をすることができました。皆さまのお祈りとご支援を心より感謝いたします。
最近の地域の人々の反応ですが、以前のような嫌がら

せは無くなり、新会堂を見たいと訪れる人も現れて来ました。この会堂が福音宣教のため、更に用いられますよう願っております。

 

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