日本とアジアと世界に仕える Japan Alliance Christ Church
日本同盟基督教団 教団事務所 

主にある宣教協力

主にある宣教協力

理事長 朝岡勝(市原平安教会牧師)

私たちの教団は、韓国の2つの長老教会、大韓イエス教長老会合同教団と大韓イエス教長老会高神教団との間に宣教の協力関係を結んでいます。コロナ禍での数年の中断を経て、今年3月の同盟基督教団総会にそれぞれの代表がおいでくださったことを機に、9月18日から21日まで、常任書記の藤田敦先生とともに韓国を訪問し、9月19日には合同教団の総会、翌20日には高神教団の総会に出席し、同盟基督教団を代表して問安の挨拶をいたしました。
合同教団の第108回総会は、テジョン(大田)の中心街にあるセロナム教会を会場に約1500名の代議員が集まって開催されました。通訳のために同行してくださった登戸教会の李俊昊先生、先に現地におられた招待キリスト教会の趙南洙先生とともに登壇し、同教団から私たちの教団へ派遣された7組の先生方と福音宣教の奉仕をご一緒できていること、主にある宣教協力の交わりが与えられていることへの感謝を申し上げました。世界各地からの訪問団の中には、日本キリスト教会や日本キリスト改革派教会からの問安使が来られていて、同教団の交わりの広がりを目にしたことも印象深い経験でした。
翌日の高神教団の第73回総会は、チョナン(天安)にある高麗神学大学院を会場に約500名の代議員が集まって開催されました。足立愛の教会の曺光勲先生が通訳してくださり、同じく同教団から派遣された8組の先生方の奉仕への感謝と、コロナ禍を越えての宣教の前進への期待を申し上げました。総会の席上、派遣国から韓国へ一時帰国されている宣教師方がそれぞれ派遣先の衣装を身に着けて並ばれた光景が圧巻でした。
総会終了後、朴永基先生の後任で世界宣教部門の責任を担っていると紹介された先生が元インドネシア宣教師であったことから、藤田先生とインドネシア語で歓談されていたのが印象的でした。韓国人牧師と日本人牧師が世界宣教のフィールドの言葉で語り合う姿は、主にある宣教の交わりを映し出すものでした。また私たちの訪問の前には同盟基督教団青年部と「教会と国家」委員会の韓国ツアーが実施され、若い世代の間での交わりも深められたと聞きます。このような交わりの豊かさを経験できるのも、宣教協力の教団として歩んで来た私たちに対する主からの豊かな恵みであると感謝した次第です。
私たちの教団には、これら2つの教団以外の教会からの派遣や、宣教団体からの派遣など様々なルートを経て来られた先生方が多くおられます。今後は合神教団などとも交わりと協力の関係を築くことが期待されています。主にある宣教協力の絆が一層強くされ、実際的で具体的な交わりが深められていくよう、続けてお祈りください。

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