「しかし、今、主よ、あなたは私たちの父です。私たちは粘土で、あなたは私たちの陶器師です。私たちはみな、あなたの御手のわざです。」(イザヤ64章8節)
救い主御降誕の恵みを伝えるためにクリスマスに子ども会を企画する教会も多かったのではないでしょうか。私の仕える櫛形キリスト教会でも昨年、子どもクリスマス会を実施しました。私たちはよく子ども会で工作を企画することが多いのですが、昨年は「キラキラシャカシャカクリスマスカード」を作りました。
子ども会の中で工作をすることは、いくつかの点でとても有益だと思っています。まず参加した子どもたちを褒める機会がたくさん生まれること。私たち大人も、たとえば家族のために作った料理が褒められると人格が認められたかのようにうれしいのと一緒で、子どもたちも作品を褒められるととても喜びます。もちろん図工が苦手だと感じている子どもたちもいます。しかし最低限手順通り作ればそれなりのものが完成する工作であれば満足感もあり、どんな作品の出来であろうと、諦めなかったこと、他の子の作品と違う点、作業が早くても、ゆっくり丁寧でも、いくらでも褒める点を見つけることができます。
また、三位一体の主は人を創造する際「人をわれわれのかたちとして、われわれの似姿に造ろう」と言われましたが、工作の過程で生まれる交わりがあります。手を動かしながら、学校のこと、家族のこと、ハマっているゲームの話題などいろんな話をする豊かな時間を過ごせます。
さらに子どもたちはしばしば、切ってはいけないところを切ってしまったり、違うところにのり付けしてしまうなどの失敗をする事があります。しかしそんなときこそ、知恵を絞ってアイデアを出し、リカバリーする事ができることを伝えることができます。そしてなにより自分の作った作品に愛着が生まれることによって、陶器師である主がご自分の手のわざである私たちをどんなに愛しておられ、罪に汚れることを残念に思われるかを体験的に知ることができ、その回復のために御子を送られたことを証しすることができます。
はばかりながら、キラキラシャカシャカクリスマスカードの作り方をご紹介します。材料は100均で手に入るものばかりです。参考にしていただけたら幸いです。