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教会で役立つIT 情報コラム 海外からのはじめまして

教会で役立つIT 情報コラム

海外からのはじめまして

IT委員会委員 本多民生

ITしてますか?みなさん、こんにちは。IT委員会の後藤正樹です。今回の記事は、私のITの師匠であり、「デジタルの覇者」本多民生先生です!よろしくお願いいたします!

ある日、私のメールボックスに海外からのメッセージが届きました。
「はじめまして。私たち夫婦は、ずっとあなたの教会の礼拝を見ています」
差出人は、香港に住むご夫妻。お会いしたこともない方々が、遠く離れた場所から私たちの礼拝を毎週視聴してくださっていたのです。
みなさんは「配信」と聞くと、どんなイメージを持つでしょうか。
「若い人のためのもの」「自分には関係ない」…そんなふうに思う方もいるかもしれません。けれど今や配信は、諸事情により教会に来ることができない方や、遠方で教会が近くにない方にとって、礼拝や集会につながるための大切なかけ橋となっています。
私の教会の近くにおられる、他教団の牧師はこうおっしゃいます。「配信は、無牧の教会を支えるための欠かせないツールだ」。実際、その先生は配信を通して、無牧の教会にメッセージを届けておられ、私自身も、日高と富川を兼牧している関係上、配信を用いて2つの教会で同時礼拝を行ったり、対面とオンラインを組み合わせたハイブリッド祈祷会を行ったりしています。
教団としても、130周年記念大会は配信を用いて行われましたし、国外宣教デー後の祈祷会や、今年秋の研修会(松原湖と浜名湖の2拠点開催)でも配信技術が活用されます。こうしてみると、もはや私たちは「配信」を無視することはできない時代に生きていると言えるでしょう。もちろん、「配信を用いた礼拝は礼拝といえるのか」という神学的な問いや議論があることは承知しています。しかし配信は、今や手紙や電話に続くコミュニケーションツールとしての位置を確立しており、教会や教団が活用しないのは、まさに宝の持ち腐れだと私は思います。
私たちの教会が礼拝を配信し始めたのは、新型コロナウイルス(COVID―19)が流行する前のことでした。健康上の理由で会堂に来られなくなった方、諸事情で礼拝に出席できない方、そして広大な北海道で教会のない地域に暮らすクリスチャンを支えるために、ユーチューブ配信を始めました。最初は「礼拝の様子とメッセージが届けば十分」という思いでしたが、コロナ禍で外出自粛が世界的に広がったとき、先ほどの香港のご夫妻からメールが届きました。
奥さまは香港出身のクリスチャン、ご主人は未信者の日本人。奥さまが礼拝メッセージをご主人と共に聞ける教会を探していて、私たちのユーチューブチャンネルにたどり着いたのだそうです。コロナ禍が落ち着くと、奥さまはお母さまを現地の教会に導き、今はそちらで礼拝していますが、ご主人は今も私たちの配信を視聴し、「配信を通して教会を訪問している感覚です」と話してくださいました。
そして今年6月末、そのご夫妻は実際に富川福音教会を訪問し、共に礼拝をささげることができました。しかも、これからも来訪を続けたいとのことです。現在、私と奥さまの目標は、まだ信仰を持っていないご主人とズームを通して聖書の学びを始めることです。
極端な例かもしれませんが、パウロが各地の教会に送った手紙は、遠隔地にメッセージを届けるという意味で、当時の「配信」と言えるのではないでしょうか。私たちはパウロの時代よりも、早く、遠くまで映像付きでメッセージを届けられる手段を与えられています。この与えられた道具を、上手に、主のために用いていきたいと思います。
次回は、配信の具体的な活用方法について取り上げたいと思います。

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