日本とアジアと世界に仕える Japan Alliance Christ Church
日本同盟基督教団 教団事務所 

教会紹介 新潟福音教会(新潟山形宣教区 新潟県新潟市中央区)

教会紹介 新潟福音教会(新潟山形宣教区 新潟県新潟市中央区)
聖句書道の恵み
牧師 下川 羊和

新潟福音教会では月に1度聖句書道教室が開かれています。地域の方々が集い、聖句書道誌やその他の課題に取り組んで、聖句を毛筆で書いています。2年に1度の書道展は地域の方々にみことばを伝える機会にもなっています。技術の向上はそれぞれが目指していることですが、聖句を書くこと自体が豊かな体験となっています。コロナ禍で様々な活動が萎縮する中、黙々と筆を進める作業は、安心して取り組める活動でした。
私は高崎に赴任する時に主日礼拝の看板を書くことになり、書道の先生から一言助言をいただきました。「わかるように書いてください」。この言葉に励まされ、高崎で船橋で礼拝説教題を書き続けました。いつかまた先生に習うことができたらと願っていましたが、数十年ぶりの帰郷で願いが叶いました。
昨冬に肉筆聖書(聖句写経)の課題が与えられました。皆で分担し66巻の聖書を完成させるという計画です。大変そう、と思っていたら、ある姉妹がヨブ記を完成されました。取り組みの証を聴き、驚きました。まるでヨブ記の神さまに出会ったような証でした。証の後のへりくだった祈りが、心に残りました。ご自身試練を経験しつつ、課題に向き合い、聖書の世界を追体験されたようでした。励まされました。とはいえ私は初心者。短いピレモンの手紙に挑戦しました。船橋牧会の頃に兄姉と共に学んだことを思い出しながら、またピレモンへの配慮に満ちたパウロ先生の筆遣いを想像しながら。パウロの牧会は多く手紙によってなされたことを思います。会うことができなくても人を動かす言葉の力。聖書の言葉がいつも力を与えてくれます。今はイザヤ書に挑戦しています。

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