日本とアジアと世界に仕える Japan Alliance Christ Church
日本同盟基督教団 教団事務所 

教会紹介 枝川愛の教会(関東宣教区 東京都江東区)

教会紹介 枝川愛の教会(関東宣教区 東京都江東区)
枝川のジャンチ
牧師 趙 鏞吉

枝川は東京の豊洲という新都市の隣にある、古い在日朝鮮人の町です。枝川愛の教会では日本人と韓国人がともに礼拝しています。毎月1度は「ジャンチ礼拝」をささげます。「ジャンチ」とは韓国語で祭り、宴会、パーティーという意味で、宗教的な意味はなく、辞書では「うれしいことがあるときに食べ物を作って、人々が集まって楽しむこと」とあります。私たちは礼拝が町の「ジャンチ」になることを願っています。長い間、コロナ禍であらゆることが制限されましたが、イースター礼拝には「ジャンチ礼拝」が復活しました。朝のCS礼拝と午前の日本語の礼拝、午後の韓国語の礼拝、そして居場所を探し求めている中高部の学生たちが一堂に会して礼拝します。礼拝のことばは日本語ですが、韓国語の字幕を通して疎通します。
「ジャンチ礼拝」は言語、国籍、文化、年齢を制限しません。枝川愛の教会は若く、大人の平均年齢が48歳で、子どもを含めると34歳です。CSの子どもは20人ほどで、教師が7人いますが、拡充が急がれます。豊洲という新都市は今ベビーブームで、地域に子どもがとても多いからです。そのような子どもたちは説教の時間に手を挙げて質問もします。大人は子どもの純粋さから信仰を学び、子どもは大人の真摯な礼拝と聖餐式を目の当たりにしながら礼拝を学びます。中止された聖歌隊も再開されました。
礼拝が終わったら、まさに「ジャンチ」のような食事時間が待っています。主にあってともに食べることはなんという幸いでしょうか。この古い町とあの新しい町に「ジャンチ」のような礼拝がさらに広がっていくことを祈ります。

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