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《連載》 教団の教会教育・現状と提言 提言⑥「教団内外の協力を促進しよう」

《連載》 教団の教会教育・現状と提言
提言⑥「教団内外の協力を促進しよう」
教会教育部員 保浦宏規(大須教会牧師)

今回の調査で見えてきたのは、「孤立」でした。教会学校では教師たちは、教えるための十分な情報や方法がわからず「孤立」した思いになっています。子どもたちも、同じ年代の仲間が少なく「孤立」した思いを打ち明けられないでいます。それぞれの教会学校が近隣の教会とのつながりもなく「孤立」して奮闘している現状が見えてきました。
◆教師の「孤立」
教師に関する困難を感じていたり、サポートを求めている教会が多数あることがわかりました。特に、教師の高齢化は深刻で、次世代の教師をリクルート、育成できないでいます。そもそも育てるべき人材がいない教会も多くあります。
新たに教師を得ることができても、その育成のための学びと情報を欲しています。どんなテキストや教材があり、どのように教えることが効果的なのかがわからないでいます。
また、どうしたら集まるのか、どう教えたら聞いてくれるのか、自分たちの運営が今の子どもたちに合っているのかがわからない、といった思いも見えます。中高生の教師は「何を話せばいいかわからない」「世代差を感じる」と、子どもたちとの距離感を吐露する言葉もありました。
◆子どもたちの「孤立」
教会学校の平均人数は、小学生以下では5名以下が全体の半数を越えます。中高生では8割を越えます。つまり、教会に行っても同年代がかなり少ないのです。教師1人当たりの生徒数は1.7人ですから、教師とマンツーマンが普通なのです。
孤立感は教師だけではありませんでした。
◆教会学校の「孤立」
教会全体が子どもたちへの関心を持つことに困難を覚えている教会がいくつかありました。一部の熱心な教師たちが、その中で孤軍奮闘しているのです。予算について尋ねるアンケート項目はありませんでしたが、縮小しなければならない教会もあるかも知れません。
「教会学校が盛んなところから、生徒とスタッフが助けに来てくれたら」と、教会の外に支援を求める声もありました。
◆孤立から解放されるために
以上のことからも、宣教区や教会間での協力体制を作ることが求められていると言っていいでしょう。
宣教区で、教会学校の協力について話し合ってはいかがでしょうか。教師のための研修や情報交換の場を作ったり、「宣教区子ども大会」といった子どもたちの交流の場を作ることもできるでしょう。一教会では人数が少なくても、宣教区で集まれば、子どもたちも勇気が出ます。人材のある教会から応援に行く協力もあるでしょう。大人だけでなく子どもたちがいっしょに行くのもいいですね。お互いに成長する機会になるでしょう。是非、応援を求めて他教会に声をかけてはいかがでしょう。
教団内での協力体制については、教育部で検討しており、教育局のサイト上にも情報を載せ始めています。また、子どもたちのためには、松原湖・浜名湖のバイブルキャンプを有効に用いていただきたいです。
さらに、教団を超えた教師の研修や、超教派団体からの協力を利用することもよいでしょう。
◆例/東海聖書神学塾主催の教師研修会
超教派のとてもよい教師研修会を紹介します。東海地域で26年間続いてきた研修で、4月末の1日を使って学びます。東海地域の福音的教会から毎回百数十人の教師たちが集まります。
主題講演、分科会、ランチの交わりがあります。教会毎の取り組みも紹介され、特に教師同士が同労者として励まし合うよい機会になっています。

★おわび 世の光8 月号の提言⑥は提言⑦の間違いでした。お詫びして訂正いたします。前後しますが、今回は⑥の記事を掲載いたしました。

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