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日本同盟基督教団 教団事務所 

臨時教団総会および第72 回教団総会の報告

臨時教団総会および第72 回教団総会の報告
議長 𠮷田篤(学園前聖書教会牧師)

新型コロナウイルス感染症の影響下、緊急事態宣言が発令中でしたが、教団総会のため、ご協力くださった議員各位および諸教会のお祈りを感謝申し上げます。2月16日㈫に臨時教団総会(議員定数101名、出席議員92名、陪席者3名)が教団事務所にて、3月18日㈭に第72回教団総会(議員定数102名、出席議員91名、陪席者44名)が東京両国の国際ファッションセンター(KFC Room10A)にて行われたことを報告いたします。
◆臨時教団総会の報告
1月中旬に朝岡勝理事長より緊急に臨時総会の公示がされました。教規や総会議事運営規程に定められていない形により、理事長の統括行為として理事会の責任のもと、「緊急の取り計らい」(教規第80条)に基づき「書面による総会」として臨時総会を行いました。臨時総会では、議案として「新型コロナウイルス感染症(COVID‐19)の影響に対応するための総会議事運営にかかる特例規程(略称COVID‐19特例規程)」制定の件が全会一致で可決承認されました。主のみこころが表されることを願う決議でした。
◆第72回教団総会の報告
昨年同様、新型コロナウイルス感染症の感染確率を低くするため、関係者各位が対応くださいました。本来2日間かけて行う総会日程を半日に短縮、効率的な会議進行のため議員からの事前質問の受け付け、会場の定期的な換気、総会会議場に出席される議員各自での感染予防策の協力等がありました。
会議の冒頭、開会礼拝において朝岡勝理事長よりヘブル人への手紙12章12〜13節から説教がありました。コロナ禍のもとで過ごし傷んだキリストのからだなる教会を振り返り、キリストを見上げて、キリストのからだとされた教会の手足を伸ばして、忍耐をもって走り続けようとの励ましが語られました。
本会議前、提出された第5号議案および第13号議案の各議案は、教規と規程の変更が組み合わされた議案であり、可決要件が異なることの確認がされ、該当する各議案を2つに分割し、計15の議案として審議しました。
本会議では、時間短縮による様々な制約はありましたが、各議案について議員による活発な発言や意見、要望がありました。特に、教職の福利厚生や待遇についての議論、昨年から設置されたハラスメント相談窓口の運用状況の確認がありました。また神の国の宣教を下支えする教規および規程の変更など、キリストのからだなる教会が健全に整えられるための決議がなされました。本会議の終了予定時間を延長し、すべての議案を取り上げることができました。なお第13号議案は否決、第15号議案は第13号議案の関連議案であるため議案取り消しとなりました。他13の議案は原案に従って可決承認されました。
不慣れな議長を支え、圧倒的な対応力で奉仕くださった事務局、また議事進行で苦慮する議長を適切にサポートくださった深澤祐一副議長、議場において寛容と忍耐をもってご協力くださった議員各位や関係者に、心より感謝いたします。
国内および全世界において困難な状況が続きますが、教会のかしらなるキリストの手として、福音を告げるキリストの足として、置かれた場所に遣わされたいと願います。

 

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