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日本同盟基督教団 教団事務所 

教会紹介 下馬福音教会(東京宣教区 東京都世田谷区)

教会紹介 下馬福音教会(東京宣教区 東京都世田谷区)

地元の魂が起こされますように・・・

牧師 武田 順児

下馬福音教会はスウェーデンのルーテル教会メンバーで組織された在日スウェーデン福音宣教団(日本聖書福音教団)のピアソン宣教師夫妻によって1951年に開拓されました。現在の武田牧師は1992年4月に赴任して現在に至っています。当初は改革派神学に立脚し、教理教育に注力した講解説教が中心でしたが、現在は教会の出発点となるルター神学と聖書釈義を大切にしつつ、キリストの霊(聖霊)に導かれた黙想を尊重する講解説教と教理に縛られずに人間の実存的状況を考慮した弁証論的説教が中心になっています。
当教会は東京23区でも、個人で容易に不動産を取得できるような地域ではありません。以前から企業が運営する社員寮が多くあり、入寮中に求道者となった人たちが信仰をもって教会を支えてきましたが、その多くが結婚や転勤で移転し、教会付近の大学に入学して通い始めた学生たちも卒業で移転していきました。ですから「一時的に滞在する信仰者」によって、教会の活動は守られてきたと言えるでしょう。
その状態は長く、教勢の約3割が地元の教会員、約7割が遠方から通っていました。そこに2020年以降のコロナ感染拡大の影響を受けて礼拝堂での礼拝式をお休みし、家庭礼拝に切り替えたところ、遠方の方は自宅近くの教会に通い始めたことで、昨年度から今年度にかけて多くの教会員が転出しました。現在の教勢はコロナ前の約半分です。
従って、喫緊の課題は「地元の魂」が教会に結びつくことです。感謝なことに、今も6 割の方が遠方から通ってくださっています。復活の主イエスがこの状況をご覧くださって、永遠の赦しと救いを求める魂を「地元から」起こしてくださるよう、心から願っています。

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